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フリマアプリ「メルカリ」とIngressが提携

 メルカリは、フリーマーケットアプリ「メルカリ」で、二次創作物を公式に流通させるプラットフォームとして展開すると発表。その第一弾として、スマートフォン向けゲーム「Ingress」を開発する米ナイアンティックと提携した。Ingressの二次創作物が「メルカリ」で公式に提供されることになる。

 二次創作物が「メルカリ」を通じて販売される際、限定てきなライセンスとロイヤリティを設定して、公式な形での販売とする。二次創作物の出品者は、取引が成立すれば権利者へライセンス許諾料を支払う。

 「Ingress」では、多くのファンがTシャツ、タオル、ピンバッジ、ステッカーなどを制作しており、Ingressエージェントでもある筆者もそうしたグッズのいくつかを手にしている。今回の提携により、メルカリ内には「Ingress」カテゴリーが設けられ、それらの作品を有償で頒布できるようになった。取引では日本円のみサポートされる。

 ナイアンティック側としては、二次制作物に対し、ロゴなどIngress関連の著作物の限定てきな利用権を許諾する。出品者はメルカリ手数料に加えて、ライセンスの対価として10%のロイヤリティ(利用料)がかかる。ただし、「Ingressの二次創作文化の発展」という目的に不適切とされる品はライセンスの取り消しなどが行われる。

 ナイアンティックCEOのジョン・ハンケ氏は「クリエイターは創造性が遺憾なく発揮された美しい手作りの作品を安心して販売できるよりになり、ファンの皆さまも安全に購入できるようになりました」とコメントしている。