【Mobile World Congress 2011】
novero、ヘッドマウントディスプレイや高級ヘッドセット展示


 Mobile World Congressでは、ドイツの携帯電話アクセサリーメーカーのnoveroが、同社の最新製品の展示を行っていた。

ヘッドマウントディスプレイのMADISON

 発表されたばかりの「MADISON」は、メディアプレイヤーを内蔵するヘッドマウントディスプレイ。表示部には有機ELを採用し、30インチ相当(2m先)、解像度320×240ドットの映像が表示される。両目で見られるが、ステレオ立体視には対応しない。ヘッドマウント部の重さは63g。メガネ着用者のための視度調整は、別途レンズを挿入する。

 コントローラー部はメディアプレイヤーにもなっていて、内蔵の2GBメモリかmicroSDHCカード(最大32GB)に保存した動画を再生することができる。外部入力にも対応していて、オプションとしてiPhone/iPodやノキア端末、汎用コンポジット端子ケーブルなども用意されている。

 イヤホンはヘッドマウント部に搭載されているが、別途自前のヘッドホンを接続することも可能だ。再生時間は最長8時間。2011年の夏より販売が開始される予定で、価格は259ユーロ(約2万9000円)となっている。ただし、日本での販売予定はないとのこと。

 このほかにもnoveroのブースでは、同社のBluetoothヘッドセットなどの商品が展示されており、ファッション性の高いヘッドセットが並んでいた。

 たとえばネックレス型の「Victoria lapis」は、宝飾品のようなデザインで、本物のラピスラズリが使われている。この製品の場合、ネックレス部分にイヤホンが隠されていて、通話時はそれを外せるようになっている。価格は米国で999ドル(約8万3000円)で発売中。

 デザイン面で目立つ製品が多く、ブースにはプレス関係者だけでなく、販売業者も訪れていた。

Victoria lapisこちらは実際にはダイヤがあしらわれる本格的な商品
首から垂らすように提げるVictoria Stripes。549ドルこちらは衣類に付けるクリップ付きのヘッドセット


(白根 雅彦)

2011/2/18 12:54