【Mobile Asia Expo 2013】

NFC関連の展示がメインのサムスン電子

コンパクトなブースを構えるサムスン電子

 GSMA主催のイベントでは1、2を争う大規模な展示を行うサムスン電子だが、「Mobile Asia Expo」では、NFCのコーナーにソリューションや「GALAXY S4」の新機能を紹介するコンパクトなブースを出展していた。

 展示のメインはNFCのソリューションで、GALAXY S4をリーダーライター代わりに使うデモを行っていた。日本でもサービスが始まっている「Square」や「PayPay Here」のNFC版といったスタイルで、スマートフォンをかざしてカードの内容を読み取り、タッチパネルでサインも書けるようになっていた。説明員によると、この展示はあくまでデモで「まだ商用化はされていない」という。また、タブレットにクレジットカードの読み取り機を装着した決済端末に利用するデモも行っていた。

スマートフォンを、NFCカードのリーダ/ライターにするソリューションが展示されていた。タブレットには、通常のカードリーダーが装着されている

 技術展示として紹介されていたのが、GALAXY S4で再生する「HEVC(H.265)」だ。H.265は圧縮率の高さが特徴で、ワンセグなどに利用されるH.264と同等の画質でデータ量を半分以下にできる。日本ではNTTドコモがデコーダーを提供している。

GALAXY S4で行われていたH.265のデモ。解説は中国語だが、同画質でデータ量を50%削減できるということが書かれているようだ
複数台の端末を並べた「Group Play」のデモの様子

 これらに加え、日本ではテレビCMにも使われているGALAXY S4の「Group Play」をアピールするコーナーも用意されていた。Group Playは、複数のGALAXY S4で同時に音楽を再生する機能のこと。アプリから、端末のひも付けも簡単に行える。

石野 純也