【CES 2017】

TCL、新シリーズの「alcatel A3 XL」やWindows 10 Mobile版「IDOL 4S」を出展

6インチのHDディスプレイを搭載する「alcatel A3 XL」

 TCLは「CES 2017」に合わせ、新たな製品ラインとなる「A」シリーズを発表。その1機種目として、「alcatel A3 XL」を披露した。Aシリーズは“アフォーダブル”(値ごろ感のあるといった意)を特徴としており、価格は200ドル(約2万3397円)程度。側面のフレームに、ポップなカラーを採用している。

 ハイエンドモデルと比べると機能は抑えてあり、チップセットはメディアテックの「MT8735B」で、クアッドコア、1.1GHz駆動。ファブレットをうたう端末で、画面サイズは6インチと大きいが、解像度は1280×720ドットのHDとなる。カメラは800万画素、LTEはカテゴリー4までの対応だ。アジア・パシフィック、中東、アフリカ、アテンアメリカで第1四半期の発売を予定しており、その後、第2四半期には欧州で発売する。

側面のフレームがカラフル

 TCLのブースには、新機種の「A3 XL」以外にも、さまざまなスマートフォンが展示されていた。中でも注目度が高かったのが、「IDOL 4S Windows」。これは、日本でau VoLTE対応のSIMフリースマートフォンとして発売された「IDOL 4」の上位機「IDOL 4S」をベースにしながら、OSにWindows 10 Mobileを採用したモデルだ。

Windows 10 Mobile版の「IDOL 4S」

 IDOL 4SのWindows 10 Mobile版は、Continuumに対応。元々のチップセットは「Snapdragon 652」だったが、Windows 10 Mobile版は「Snapdragon 820」となっており、有線でのContinuumにも対応する。ブースのIDOL 4Sは、本体とディスプレイを有線で、マウスやキーボードは無線で接続した状態で置かれていた。

チップセットがSnapdragon 820にバージョンアップされており、有線でのContinuumに対応

 その他のハードウェア的な特徴はIDOL 4Sと同じで、VRにも対応するという。日本で販売されているIDOL 4と同様、ゴーグルがパッケージになっており、オプションとして追加購入することなく、VRのコンテンツを楽しめる。Windows 10 Mobile版のIDOL 4Sは、米国でT-Mobileが取り扱っている。

Android版とWindows 10 Mobile版、それぞれの「IDOL 4S」