フリービット、IP電話×クラウドのPBXサービス「モバビジ」

　フリービットは、PBX機能をクラウドに置き、スマートフォンに専用アプリをインストールすれば、社内電話システムを構築できるビジネスホンサービス「モバビジ」の提供を開始した。

　「モバビジ」は、社内にPBX装置を導入せずとも、クラウドと専用アプリで社内電話の仕組みを導入できるサービス。導入企業の社員が使う端末はスマートフォンとなり、携帯電話番号のほか固定電話番号も割り当てられ、専用アプリを使えば会社の電話として通話できる。

　通話機能はいわゆるIP電話となるが、同社では、NTT東西のNGNと、フリービットのMVNOネットワークを接続し、閉じたネットワークの状態にして、通話の音声データをオープンインターネットを介さずやり取りして遅延を抑えると説明。「一般的なIP電話の遅延が400msで、モバビジはその半分程度」としている。電話関連機能としては、留守番電話、アドレス帳、グループ設定など一般的なビジネスホンに備わる機能をサポートする。

　代理店経由で提供するため具体的な価格は明らかにされていないが、競合他社のサービスで10個のIDで1万円程度のものより安価になるとのこと。ランニングコストでも競合他社の代表的なサービスの半額程度で利用できるよう提供するとしている。