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KDDIとKii、イントラ接続型のアプリ開発基盤を提供

IoT分野での企業間連携を促進するコンソーシアムも設立

 KDDIとKiiは、法人向けのクラウド基盤「KDDIクラウドプラットフォームサービス」(KCPS)の機能として、イントラネット接続型のモバイルアプリやIoTデバイスの開発基盤「mBaaS by Kii」の提供を9月30日より開始する。

 mBaaS by Kiiは、ユーザー管理やモノ管理、データ管理、プッシュ通知、位置情報、アプリ分析などの機能をまとめて利用できるようにしたソリューション。インターネット回線との接続に加え、イントラネット回線(KDDI Wide Area Virtual Switch)と接続できるようにすることで、セキュアな環境下でのアプリ開発・利用を可能とした。AndroidやiOS向けのSDKに加え、JavaScript、Unity、Things(IoT)向けのSDKが用意される。

 利用料は月額基本料が20万円で、100GBのストレージ(超過時:10円/GB)、月間1000万回までのAPIリクエスト数(超過時:1000円/100万回)、月間1000万回までのプッシュ通知(超過時:1000円/100万回)が利用可能。1契約につきアプリを3つまで利用できる。

 Kiiでは、KDDI、大日本印刷(DNP)とともに「Kiiコンソーシアム」を設立。IoT分野の情報交換を行うとともに、参加企業各社が連携してIoT製品・サービスを提供できる体制を構築していく。現時点では21社の参加が決定しており、2016年3月末までに30社に拡大していく計画。

湯野 康隆