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auのLTE網に対応する業務用VPNルーター、スマホから接続も可能

 センチュリー・システムズは、KDDIのLTE網に対応した通信モジュールを搭載するVPNルーター「FutureNet NXR-G100/KL」を7月後半に発売する。法人向けで、価格はオープン価格。販売予想価格は5万円程度になる見込み。

 「FutureNet NXR-G100/KL」は、耐環境性能を高めた法人向けVPNルーターとしてさまざまな機能を搭載しながら、KDDIのLTE網に対応した通信モジュール「KYM11」を搭載する製品。この同社製の通信モジュールは「4G LTE」の800MHz帯に対応しており、別売りのアンテナを接続して利用する。モバイルネットワークで下り最大75Mbps、上り最大25Mbps(理論値)の通信速度を実現できる。イーサネットポートも2つ装備。ノーマルモード、M2Mモードといった動作モードも用意されている。高速通信に対応したことで、動画、地図、サイネージデータ、監視カメラの映像などに利用できる。

 動作保証温度は-20度~60度と広範囲で、無人設備などへの設置にも対応。ファンなどの可動部品を排し、24時間365日の運用が可能になっている。本体温度が想定以上に上昇し、しきい値を超えると、自動的にCPUの動作クロックを落とす機能のほか、省電力駆動やスリープモードにも対応。ファームウェアと設定情報は二重化され、メールによるログの送信も行える。

 IPsecとL2TPに対応したVPN機能を搭載。iPhoneやAndroidで標準搭載されているVPN機能を使って接続することも可能になっている。同社のルーター管理サービスやVPNのクラウドサービスと連携できる。

 大きさは約81×137×40.2mmで、重さは約500g。

「FutureNet NXR-G100/KL」

太田 亮三