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昭文社、オフライン対応のAndroid地図アプリを開発できるツール

 昭文社は、タブレットやスマートフォンのアプリに地図機能を組み込めるSDK(開発キット)「MappleG-SDK for Andrid」を2月14日より提供する。

 「MappleG-SDK for Andrid」は、Android搭載のタブレットやスマートフォン向けのアプリに地図機能を組み込めるSDK。これまでも同社では、パソコン向けにSDKを提供してきたが、今回、タブレット/スマートフォン向けのSDKが提供されることになった。

 このSDKを使うと、オフラインでもマップルの道路地図を表示できる。現在地の表示、進行方向が自動的に上になる自動回転、あるいは常に北が上になる「ノースアップ固定」など基本的な機能はもちろん、地図上に図形を描いたり、アイコンを追加したりできる。地図データは、1/10000(全国約1200市区町村)、1/25000~1/1000000(全国)となる。開発時には別途、地図データも必要となるが、既に昭文社の地図データを入手している企業は、今回のSDKを調達するだけでスマートデバイス向けアプリの開発を進められる。

 同社では、無料の試用版も用意しており、問い合わせ窓口経由で提供する。このほか、iOS対応のSDKについて提供は未定とのこと。

関口 聖