サイボウズ、Android端末を“業務専用”にするサービス

　サイボウズスタートアップスは、Androidを搭載した端末を業務専用機として利用するためのソフトウェアを提供するサービス「専用端末化サービス」を5月27日より開始した。単純な機能に絞ったAndroidアプリを21万円、1週間の納期で開発するサービスも案内している。

　今回同社が提供するサービスは、専用端末化アプリを導入することで何もできない状態を作り出し、設定により機能や利用できる時間を追加していくという仕組みの端末管理サービス。アプリを導入したAndroid端末に対し、パソコンのWebブラウザ経由で利用できるアプリやWi-Fiの管理、利用できる時間や曜日の管理、GPSやアプリの利用ログの管理、アラーム、ロック、ワイプの管理、利用画面制御などの機能を利用できる。最大60日間は無料で利用できる。

　同社では、業務専用端末とは異なり、Android端末を利用することで端末の購入やアプリの開発においても安価に利用できるとしている。

　また、報告を登録するアプリや、登録されたデータの編集・追加コメントを行うアプリ、オリジナルの画面にするランチャーアプリなど、業務用アプリを5つのパターンに分けて、21万円、1週間の開発納期で提供するサービスも開始している。

　「専用端末化サービス」における端末の対応OSは、Android 3.0以降。利用料は、5台までが月額3675円（年額の場合は4万1895円）、10台までが月額6300円（年額7万1820円）、20台までが月額1万500円（年額11万9700円）、50台までが月額2万5200円（年額28万7280円）。