ニュース

ドコモの法人端末一元管理サービス、スマホ向け機能を強化

 NTTドコモは、携帯電話を遠隔管理するための法人向けサービス「ビジネスmoperaあんしんマネージャー」のスマートフォン向け機能を12月19日より拡充する。

 今回の機能拡充では、スマートフォンの遠隔管理に関する機能が強化される。追加される機能は、以下の通り。

遠隔初期化
紛失時などに端末内やメモリカード内のデータを初期化
ブラウザ利用制限
最大100件までWebサイトへのアクセスを許可し、それ以外は禁止
一斉同報
スマートフォンへ一斉同報でメッセージを配信
ドコモ接続設定
spモードメールアドレスやパスワード、迷惑メール対策などを一括設定
ドコモアプリ配信
あらかじめ登録されているドコモのアプリをスマートフォンへ自動インストール
セキュリティレポート
定期的な監視で、通信途絶や登録時と異なる設定を見つけると管理者へ通知
インストールアプリチェック
スマートフォンにインストールされたアプリの情報を遠隔で確認

 このうちドコモアプリ配信、セキュリティレポート、インストールアプリチェックは、スマートフォン向け機能だけに用意されたオプションとなっている。対応機種は2012年夏モデル以降のスマートフォンやタブレット。

 「ビジネスmoperaあんしんマネージャー」の利用料は、月額1050円。オプション機能によって有料、および無料で提供されており、有料のオプションを利用すると一括請求のグループ1つに対して追加料金がかかる仕組み。有料オプションは、遠隔初期化(1回線~5回線で735円)、ブラウザ利用制限(同525円)、一斉同報(同525円)との3つで、他のオプションは基本料に含む形。もし5回線で運用し、その5回線を一括請求している場合、遠隔初期化オプションを契約すると、月額利用料の1050円と遠隔初期化の利用料735円、あわせて1785円がかかることになる。これに加えて、5回線分の携帯電話利用料がかかる。

関口 聖