KDDI、Salesforce.comを利用できるAndroidアプリ


 KDDIは、セールスフォース・ドットコム(Salesforce.com)のサービスを利用できるAndroid向けアプリ「KDDI Advanced Viewer for Salesforce」を11月1日より提供する。利用料はID 1つにつき月額1890円。auのAndroidスマートフォンで利用できる。

 「KDDI Advanced Viewer for Salesforce」は、auのAndroidスマートフォンから、Salesforce.comのサービスを利用できるようにするアプリ。当初の対応機種は、「SIRIUS α IS06」のみで、今後拡充する予定。

 「Salesforce CRM」、「Chatter」、カレンダーといった画面をタブで切り替えられ、取引先情報などが更新されれば、Chatterの画面に表示される。CRMデータは端末内に保存され、圏外でも利用できる。アプリ内のデータは、AES方式(256bit)で暗号化される。KDDIでは、法人向けのAndroid用セキュリティサービス「KDDI 3LM Security」を導入することで、さらにセキュアな環境で利用できる、としている。

 Salesforce.comのクライアントアプリ、という位置付けになるが、Salesforce.comではなくKDDIが提供した理由について、「今後、クラウドサービスの拡張を検討している。その特徴が活かされる部分として、スマートフォンを導入した法人ユーザーがCRMや社内SNSを利用できるようになり、KDDIとしてはSalesforce.com対応のスマートデバイスの普及を図ることにした」と、今後発表する新たなサービスへの布石としている。

(関口 聖)

2011/10/31 15:08