GMO、「Mobage」での北米展開をサポートするデータセンター


 GMOインターネットは、「Mobage」上でアプリを公開する開発者に向けたデータセンターのプランを拡充し、北米での展開用にアメリカ西海岸のデータセンターを利用する「Mobageクラウド GMOプラン USデータセンター」の提供を開始した。

 仮想サーバーは8種類のプランが用意され、最小構成の仮想サーバーの場合、1vCPU、4GBのメモリ、80GBのHDDで、稼動時が1日あたり418円、停止時が1日88円。最大構成の仮想サーバーの場合、12vCPU、120GBのメモリ、1200GBのHDDで、稼動時が1日あたり9020円、停止時が1日528円。専用サーバーのプランもラインナップされ、Xeon E5620、24GBのメモリ、292GBのHDDで月8万5800円。いずれも、初期費用は無料で、データ転送量は1GBあたり8.4円。データ転送量はMobageアプリで上限が月3万3500円、Yahoo!Mobageアプリで上限が月16万5000円。

 今回提供が開始された「Mobageクラウド GMOプラン USデータセンター」は、ディー・エヌ・エー(DeNA)の「Mobage」上でアプリを展開するデベロッパーに向けたクラウドサービス。DeNAの米国子会社であるngmocoが本格展開を予定している「Mobage」にアプリを公開する際、アメリカ西海岸にデータセンターが設置された同プランを利用ことで、距離的な要因によるレスポンスの低下を気にせずに提供できる。

 導入前の相談、契約、電話・メールサポートはすべて日本語で対応されるほか、請求は日本円で行われ、クレジットカードが無くても利用可能。仮想サーバーは申し込んでから1営業日で、専用サーバーは1週間程度で利用できるようになる。ngmocoの「Mobage」にアプリを正式公開するまで、サーバー納品から最大30日間は転送量が無料で、この期間にサーバー構成を調整できる。

 Webブラウザからサーバーノードの追加・削除といった操作が行え、日本国内向けの「Mobageクラウド GMOプラン」でアプリを公開している場合は、一元的に管理が可能。高性能ロードバランサーが標準提供されるほか、アクセス解析ツール、サーバー監視ツールも無償で提供される。

 




(太田 亮三)

2011/4/13 14:02