本日の一品

Quick Charge対応のAukey製USB充電器を買ってみた

 「スマートフォンの電池がすぐなくなる」「じゃあ大容量にして数日保つようにしよう」ということで、今どきのスマホは大容量なバッテリーを搭載するのが当たり前。そうなってくると、その大容量バッテリーをスピーディに充電したくなるのが人の常。そこで高速に充電できる仕様が整えられているわけで、今回は、高速充電規格「Quick Charge 3.0」対応のポートを備える、Aukey製のUSB充電器「PA-T15」を購入してみた。

 USBポートをたくさん搭載する充電器は、ここ最近、自宅やオフィス用のアイテムとしてずいぶんお馴染みになってきた。筆者ももちろん使ってきたが、そういえば手持ちのスマートフォンのなかにはQuick Chargeに対応しているものがある。Quick Chargeは米クアルコムが策定した規格で、スマートフォン(端末)側と充電器側の両方が対応していれば、高い電圧で高速に充電してくれる。

一番下がQuick Charge対応のポート

 今回購入した「PA-T15」は、USBポートが5つあり、そのうち1つがQuick Charge 3.0に対応する。筆者の手元には、Quick Charge 2.0対応のスマートフォンがあり、Quick Chargeでは下位互換がサポートされているということで、さっそく繋げてみる。機種によっては今まで通りだが、なかには高速充電を示すマークなどが表示されるものもある。またAndroidには、設定メニューの「電池」からバッテリーの消費・充電をグラフで示す機能があり、そこで確認したところ、5V/1Aな充電器に繋いでいるときと比べて、Quick Chargeで充電しているほうがより高速に充電されていることが見て取れた。

バッテリーの状況を確認すると、Quick Chargeに切り替えてから短い時間で充電されている。ややわかりにくいが、右がそのあたりをクローズアップしたものだ

 たとえば就寝時に充電し忘れても、30分あれば相当回復でき、出勤時の利用は十分。「PA-T15」では、Quick Charge非対応となる他の4つのポートでも、機器ごとに最適な電流を流してくれるということで、便利に使える。

画面上のバッテリー残量と時間を見ると、30分ちょっとで7%→50%にまで回復

 さて、個人的に気になるアイテムはQuick Charge対応のモバイルバッテリーだ。街中にあるアートや公園を訪れる位置情報ゲームが大好きな筆者にとって、丸一日、安心して楽しめるようにするには通常のバッテリーでは少々おぼつかない場面があることもわかってきたので、今度はいつでもどこでもQuick Chargeを利用できる環境を整えたい。

製品名メーカー購入価格
PA-T15Aukey2699円

関口 聖