本日の一品
心拍・防水・通知表示で「vivosmart HR J」がかなりいい感じ!
(2016/5/19 06:00)
活動量計好きとして、ちょっと目が離せないデバイスが登場していました。今年の1月にGARMIN(ガーミン)から発売された活動量計「vivosmart HR J」です。
「vivosmart HR J」は、歩数、消費カロリー、移動距離、運動、階数、睡眠サイクルを自動的に測定できる活動量計ですが、シリーズで初めて光学式心拍センサーを内蔵しているのが大きな特徴。
解像度160×68ピクセルのディスプレイを搭載しており、測定データを確認できるだけでなく、着信やSNS、メッセンジャーの通知も表示できます。ボタンが1つ用意されていますが、基本操作はタッチで、画面もスクロール可能。小さい画面ながらメッセージも読めます。
時計機能ももちろん付いており、バックライトにより昼夜問わず確認しやすくなっています。このほか、ミュージックコントロール、スマートフォン探索機能、アクションカメラ「VIRB-J」のワイヤレス操作、振動によるアラーム機能もサポートしています。50m防水なので、水濡れもなんのそのです。
充電は専用の充電クレードルを利用。フル充電で約5日間の連続利用が可能です(同期やバックライトなどの使い方によって短くなる場合もあります)。
測定データはBluetoothでiOS/Android端末に飛ばし、「ガーミンコネクト」という専用アプリで管理します。パソコンと接続することもできます。アプリ上で食事の管理はできませんが、無料の「MyFitnessPal」と連携させれば可能になります。
とまあ、このような感じなのですが、心拍センサーももはや目新しい機能ではないので、ある意味標準的な活動量計といえます。しかし、実際に取り寄せて使ってみたところ、機能的においしい要素を盛り込んでおり、アプリもよくできていると思いました。
まず、腕時計としても活動量計としても、安心して毎日着けられるところが気に入っています。時間を常時表示してくれるディスプレイがとても見やすく、バンドがしなやかでつけ心地もよく、時間も活動量も通知もしっかり見られ、かつ防水対応。大きなディスプレイとそのツヤもデザインとしては好印象。
ディスプレイには、時間の下にムーブバーと呼ばれるバーが表示されますが、これは動いていない時間を表しています。一番長いバーが1時間、その後15分ごとに短いバーが追加されるのですが、動いていない時間が視覚的に確認できるのはなかなかユニーク。一定時間移動していないと、「MOVE!」というメッセージとともに振動して活動を促してくれます。
アプリは背景が黒ベースなので明るさが欲しいところですが、測定データを数値やグラフでしっかり表示してくれます。メニューが多く感じられるので、当初は操作に迷ったこともありましたが、活動量のチェックなら「カレンダー」を見ればOK。見たい日にすぐアクセスできますし、1日の達成状況も1ヶ月分まとめてチェックできます。
睡眠の記録も自動なうえに、データは1週間分の就寝時刻やサイクルが俯瞰しやすい表示になっているので、生活習慣の乱れも分かりやすくなっています。心拍数と活動量は別々に表示されるものが多い中、心拍数のグラフと活動データを1画面にまとめているところも好感が持てました。加えて、同期が早いところもありがたいポイントです。
アプリで見る心拍データの間隔が、最短10分程度とかなりざっくりしていること、インサイトが少ないこと、外して入浴している時間を寝ていると判断してしまうなど、細かいところで気になる点はあるものの、ハード、ソフトともに必要な機能はほぼ備えているので、スマートウォッチをつけ忘れて外出しても、これがあればいいやと思えるくらいの存在になっております。もし腕時計としても使える心拍センサー付きの活動量計を探している方はぜひどうぞ!
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
GARMIN vivosmart HR J | いいよねっと | 1万8334円(税抜) |