本日の一品

覗き見シャットアウト、使う時だけ貼ってまた剥がすiPhone用プライバシーフィルム

 電車内などでスマホを使ってプライベートなデータを参照している際、左右に座る人の目が気になった経験がある人は多いことだろう。そんなときに役立つのがプライバシーフィルターなどと呼ばれるグッズだ。視野角を制限して覗き見を防止してくれる便利なものだが、常にスマホに貼り付けたままだと画面の見える角度が制限されすぎて、普段使う際にも支障をきたすのがネックだ。

今回紹介しているiPhone 5s/5c用のほか、6/6s用、6 Plus/6s Plus用などが用意されている
フィルター本体(右)と、未使用時に貼り付けておくためのプレートが付属する

 こうした場合に試してみたいのが、トリニティが「Simplism」ブランドで販売している「貼って剥がせるプライバシーフィルム」だ。これは使う時だけ画面に貼り付け、使わない時は外しておける覗き見防止フィルムだ。

利用する際は上から貼り付ける。フィルムと違って硬度はそれなりにある

 一般的なスマホ用のプライバシーフィルムというと、使用感を損なわないよう画面に吸着するタイプが主流で、それゆえ貼ったり剥がしたりする使い方には向かない。本製品はフィルター部分そのものに粘着性はなく、上下に装備された特殊吸着パッドで画面に貼り付ける方式なので、着脱を繰り返してもフィルターの裏側にホコリが付着する心配がない。

貼り付けた状態。ボディ前面がホワイトだとやや目立つ
視野が35度に制限されているので、ほんのわずかに傾けただけでほとんど見えなくなる
もう少し傾けると完全に見えなくなる。上下の視野も35度に制限されているので、肩越しの覗き見などにも有効だろう

 使用していないときは、フィルターを製品付属のプレートに貼り付けて、持ち歩くことができる。あるいはブックタイプの保護ケースを使っているようなら、内側などに貼り付けて持ち歩いてもよいだろう。一般的な保護フィルムは貼り付け位置がズレると修正するのに一苦労で、貼る作業でフィルム自体をダメにしてしまう場合もあるが、本製品はその構造ゆえ何度でも簡単に貼り直すことができる。これもメリットのひとつだろう。

外したフィルター本体はプレートに貼り付けて持ち歩くことができる

 今回紹介しているのはiPhone 5s用のモデルだ。本体色が白だとやや存在が目立つほか、一般的な保護フィルムに比べて段差が大きいといったマイナス要素もあるが、タッチ操作などに支障をきたすわけではない上、必要な時だけ貼って使うというコンセプトからして、そう大きな問題ではないだろう。過去にスマホの画面に直接貼り付けるタイプのプライバシーフィルムを使った際に、その効果は認めつつも使い勝手の悪さゆえ常用には至らなかった人は、この製品が解決策となることもありそうだ。

それなりにフィルターの厚みがあるため使用感は非着用時とやや異なるが、タッチ操作などに支障が出るわけではない
粘着部があるのは上下の色の濃い部分だけなので、中央部分は指でつまんでも支障ない
製品名販売元購入価格
Reusable Privacy Film for iPhone 5s/5cトリニティ1645円

山口 真弘