本日の一品
スマホが充電できる充電式卓上扇風機
(2015/7/28 06:00)
夏の暑さに負けず、スマホの電源切れにも負けない、さういうものに私はなりたい。いや、ホント最近暑くて、こないだ子供の野球の試合観戦に行ったときなんか本気で倒れるかと思うほどで……一緒に行った家内はその後1日頭痛で寝込んでたし。
というわけで、(コミケカタログを購入に行った)アキバで、とある白ロム携帯屋さんの店頭で見かけて、つい買ってしまったのがこの「充電式卓上扇風機」なのである。
この種の小型扇風機としては、パソコンなどからの電力で動かせるUSB給電タイプのものはよく売られているが、筆者の買ったこの「卓上扇風機」がユニークなのは、充電池を内蔵しているという点だ。つまり、別途モバイルバッテリーなどを用意せずとも、屋外に持ち出して使うことができるのだ。
さらに便利なことに、コイツは内蔵のバッテリーからUSBのポートを使って5Vの電力を出すこともできる。つまり、モバイルバッテリー代わりに使うことができるのだ。充電用のmicroUSBポートとは逆側にUSBタイプAのポートがある。筆者の持っているUSB簡易テスターの表示によると、実測値で電圧5プラスマイナス0.1V程度、電流は0.5A前後の出力を得られる。
さすがに、タブレットのような大容量の電源を必要とするものは厳しいのだが、スマートフォンやケータイ、デジカメなどの電池を、こいつのバッテリーを使って充電させることが可能なのだ。
この1台で、扇風機とモバイルバッテリー、2つ分の働きをしてくれるとは、なかなか頼もしいではないか。
筆者の場合、現在のところ、(台風のせいで風の強い日が多いので)扇風機としては屋内での執筆時に使うことが多いのだが、屋外では、予備のモバイルバッテリーとして非常に重宝している。
また、これからは野球観戦や、夏コミといった戦場(夏コミの場合、正確には入場前が戦場だが……ああ、りんかい線の駅から会場まで、日陰もなくただ炎天下でじっと待ち続けるあの辛さよ)でも、送風に、充電にと活躍してくれるのではないかと期待している。
ところで、USB小型扇風機としてはコイツは、割と風量がある方で(あくまで室内での使用感覚だが)涼しくてよい。
風量は、スイッチで3段階に強弱を調整でき、筆者はだいたい最強度で風を出しているが、体から30センチくらい離して使って風を手元に感じる感じだ。ただ、この強さだとブンブンと、モーター音およびファンの風切音があるので、他の人も働いているようなオフィスなどでは、この強度ではちょっとはばかられるかもしれない。
ちなみに、この「充電式卓上扇風機」は、内蔵バッテリーとして、実は「18650」というフラッシュライトなどによく使われる汎用のリチウムイオン充電池2本を使用している。18650は、「TrustFire」や「ThruNite」といった中国製フラッシュライトなどで最もよく使われている円筒型の充電池で、この電池だけ入手することも比較的容易だ。
(そもそも数時間は持つのだが)さらに長時間扇風機を使いたい場合や、あるいは長い間スマホの充電ができない環境に行く場合などに、あらかじめ予備としてこの18650電池を何本か購入し、充電して持っておくとさらに便利に使えるだろう。
ついでに言うと、この製品にはこの18650バッテリーが2本付属するが、これが1本辺り公称2200mAhと性能が低いので、一般に市販されている4000mAh程度の充電池と取り替えておいたほうが、扇風機としてもより長時間、モバイルバッテリーとしても便利に使うことができ、お勧めだ。
ところで、18650という充電池、この種のものとしては最もポピュラーな規格なので他のモノを買ってしまうことはあまりない……と思うが、似たようなサイズで数字5桁の型番のリチウムイオン充電池は、これ以外にも存在するので、追加購入する場合はちょっと気をつけておいた方がいいだろう。
CR123Aなどは別として、多くのリチウムイオン充電池の規格名の多くはその円筒外周のサイズから来ている。18650の場合は直径18mm、長さ65.0mmの円筒型だ。ちょっと小さい直径14mm、長さ55.0mmという単3電池サイズの「14550」や、逆に少し大きい18mm、長さ70.0mmの「18700」などもあることを憶えておくといいかもしれない。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
充電式卓上扇風機 | イオシス | 1480円 |