本日の一品
コンセントのチェックや極性診断に「エレチェッカー」
(2015/3/31 06:00)
最近は街中にコンセントのあるカフェや交通機関が数多くでてきたが、だからといってそれが全部使えるとは限らない。すなわち、時間帯でオフにしたり、故障などで電源が来ていない場合もあるからだ。筆者も最近、店のコンセントにACアダプターを差し込んだものの、電源がとれない事態に連続して遭遇した。自分のACアダプターを疑ったりもしたが、そもそも電源が来ているのかどうかチェックできそうな物を探していたのだ。
LEDが点灯するコンセントにUSB電源アダプターでもあればよいが、実際に持ち歩くのはノートパソコンのACアダプターがほとんど、という人も多いだろう。一部のパソコンメーカーのACアダプターは、アダプターやプラグの先に電源が来ていることを示すLEDが内蔵されていて非常に便利なものなのだが、それだけのためにノートパソコンを買い替えたり、パソコン選択をするのも本末転倒だ。
そんなモヤモヤを抱えながらあるときに発見したのがジェフコムのエレチェッカー。完全に電気工事用品で、売っているところもプロ利用を想定したホームセンターの電材売場だが、これなら素人でも手軽に電源チェックができそうだ。
使い方としては、エレチェッカーの2つの端子をザクっとコンセントに差し込む。そうすると内蔵のネオン管が点灯する。ただそれだけの仕組みだ。電源が来ているかだけのチェックならこれだけでOKとなる。
また、電気工事用品だけに極性チェックも重要な使い道のひとつ。コンセントのAC100Vは交流で極性はないと思われているが、実はある。ふつうに使っていて極性を意識することも注意する必要もないが、オーディオ用語で言うコールドとホットが厳密に分かれており、家のコンセントもよく見ると長いほうと短いほうがあり、長いほうをコールド側にすると厳格に定められている。一部機器は安全上必要なこともあり、電気工事業者はこれを守り検査するためにも極性チェックは重要なのだ。
電気工事業でなくても、オーディオを極める人の間でも良い音のために極性の管理は重要とされている。壁のコンセントは極性がわかるからよいが、タップで延長した場合はわからなくなってしまうため、揃えるためにはこのような機器が必要となる。
極性チェックの方法だが、エレチェッカーの2つの刃の長さが違っており、長いほうだけ接触するようにすると、光るほうがホット側、光らないほうがコールド側となる。判定するためには自分の素手でエレチェッカーから出ているキーホルダーの金属部分に触れていることが必要だ。なお、左右の刃先の長さが違うので最近増加中の安全シャッター付きのコンセントには挿さらないなど、一部チェックに対応しないコンセントもある。
街のカフェでコンセントに電源が来ているかチェックするならよいが、極性チェックまでしてニヤニヤしていると確実にヘンな人なので注意したい。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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エレチェッカー | ジェフコム | 847円 |