本日の一品
とうとう100円ショップにも登場したiPhone用Lightning充電ケーブル
(2015/1/27 06:00)
iPhone 5以降の充電ケーブルはそれまで充電ケーブルと違う、Lightningケーブルでないと充電できないということになってしまった。Lightningケーブルは純正以外だとしても極端に安いものはなかったのだが、最近になって100円ショップにもLightningケーブルがお目見えした。
ケータイ Watchの読者ならよくご存知のことと思うが、Lightningケーブルは内部にチップが入っており、純正品とアップルから正規に認められたものでなければ、OSのアップデートなどのタイミングでケーブルが使えなくなってしまう可能性がある。そのため、認証されていない製品を使うことはリスクがある。しかし、純正品よりちょっと安いくらいならばともかく、108円まで安ければリスクというほどでもなく、使い捨て感覚で使えるケーブルとも言える。
そのケーブルは100円ショップのダイソーで売られており、筆者が購入したLightningケーブルは、一般的なほとんどのLightningケーブルと大きく異なる点がある。それは、差し込める方向が裏表の片側のみということ。物理的にはどちらでも差し込みできるが、反対に挿すと何も起こらない。コネクターの電極が片側しか用意されていないためで、おそらく108円を実現するための努力なのだろう。
また、ケーブルは充電専用となっており通信は全くできないため、iTunesを使ったデータ転送は一切不可能。逆に言えば充電しかできないので、パソコンのUSB端子に差し込んで充電したとしてもPCの動作に全く影響を与えない。
ちなみに、今のところ筆者のところではもう10回以上充電しているが、充電に問題を感じたことはない。きちんと100%まで充電できており、電池が空っぽの状態から同じく100円均一ショップで216円で売っている1AタイプのACアダプターを併用して2~3時間で充電できた。
やっぱりと思うのは、パソコンとつないで充電した後に「認定されていない」とアラートが出ること。充電器ならばこのような表示は出ないのでパソコン接続だと何かが違うのだろう。筆者が充電を確認したのはiOS 8.1.1で、パッケージにはiOS 7.0.6で確認済みと書いてあるので、少なくともその2つであれば充電できるということだろう。
このケーブルのメリットは、iPhoneに挿すときにコネクタ先端がプラスチック製のため傷がつきにくいこと。差し込む際にコネクターの周りの傷に注意して差し込んでいた人には、まさにうってつけのケーブルかもしれない。ただ、耐久性は不明だ。
また、データ通信ができないということは、充電時に何も起こらないということでもある。他人のパソコンのUSBポートを拝借して充電する場合でもパソコンにドライバーソフトのインストールや、本体とのやりとりが発生することもない。
最後にこの原稿を書いているときにiOS 8.1.2が公開となった。もしかしたらアップデートで使えなくなるかもしれないと恐れつつもアップデート、このLightning充電ケーブルを繋いでみると、使える!!! これで次のアップデートまでは使えそうだ!
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
iPhone5対応USB充電専用ケーブル | E Core | 108円 |