水害によるデスクの大惨事を防ぐタンブラー「MIGHTY MUG GO」

「MIGHTY MUG GO」。力強いコピーが頼もしい

　仕事中は飲み物をよく飲むのでデスクの上にマグカップを置いているが、先日うっかり手をぶつけ、倒してしまった。キーボードやスマホに飲み物をぶちまける事態は免れたが、危ないところだった……。デスク周りには飲み物を置かない、という対策を取りたいところだが、そうすると快適な仕事環境からかけ離れてしまう。

こんな事態になる前に対策しておけばよかった……という人に

　そこで「MIGHTY MUG GO」という製品を買ってみた。横からの衝撃に強い仕組みのマグカップ「MIGHTY MUG」のタンブラー版で、クラウドファンディングサービスであるKickstarterで資金調達に成功し、販売が開始されたものだ。

今回は黒を選んだが、その他にも赤、白、紫と計4色のカラーバリエーションが用意

フタが付いていることもあり、保温性はそこそこ。中身が空ならカバンに入れて持ち運びできるサイズ

　本製品は側面に見える波打ったようなラインを境に、上下で材質や構造が異なる。上部は一般的なタンブラーと同じような作りに見えるが、下部は“スマートグリップ”という機構が採用され、設置場所に対する吸着力を高めているらしい。タンブラーを置いた時に底面全体が吸盤のようにくっつき、側面からの衝撃があっても外れにくい仕組みで、横から叩いたり押したりしてもほとんど傾かない。

　そんな吸着力の強さとは裏腹に、垂直方向に持ち上げると抵抗なく外れるようになっている。吸盤のような仕組みだから多少の力が必要だろうと身構えていたのに、普通のマグカップを持ち上げるような感覚でスッと外せるのには、ちょっと感動。

グッと力を入れて横から押してみてもびくともしない

底面はシリコン製のようだ。中心の小さな穴から接地面の空気を抜くような仕組みなのかな、と想像

　ただ、底面に小さなゴミが付着すると、ゴミによってできた隙間から空気が入り、吸着力が低下してしまう。実際、そのせいで側面から少し押しただけで簡単に外れることが何度かあった。ゴミに気付いたら洗って汚れを落とし、万全の状態にしておきたい。

　タンブラーを置く場所にもちょっと注意が必要だ。表面が平滑な素材のデスクなら問題ないが、細かい凹凸のある素材ではうまく吸着しないことがあるためだ。

　しかし、このタンブラーさえあれば、不意のトラブルでPCのキーボードやスマートフォン、書類なんかが水浸しになる確率がかなり下がるはず。オフィスや自宅で同じような環境で作業している人は、予防策として導入してみてはいかがだろうか。

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