本日の一品
装着すれば2倍長持ち、iPhone用バッテリーケース
(2014/3/10 06:00)
iPhoneを持ち歩いていて気になるのがバッテリーのもち。外付けバッテリーを持ち歩くならスマートなジャケットタイプが理想だが、やや高価な製品が多いのが現状だ。そんな状況を打破する、安価でスタイリッシュなバッテリージャケットが登場した。「cheero Power Case for iPhone5/5s」は、1万円前後の製品がひしめくバッテリーケース業界に3980円という衝撃の価格で登場した革命児だ。これは安い! というわけで早速購入してみた。
本製品はケース部とバッテリー部で構成され、充電用のUSB-Micro USBケーブルとイヤホンジャックの延長プラグが付属している。iPhoneをケースにはめ込み、バッテリーが組み込まれたジャケットを装着して使用する。バッテリー部はしっとりとしたマットなテクスチャーで、滑りにくく手になじむ。ただし、手の跡が残りやすいのが難点だ。バッテリー部は縁に向かって薄くなっており、最も厚い部分で約6mmと薄い。バッテリーが不要なときはケースだけで、必要になればバッテリーを接続するという使い方ができる。
バッテリー部には、iPhone本体にLightningコネクターを差し込み、上部の留め具で固定する。背面には4段階のインジケーターがあり、バッテリーの蓄電量を確認できる。iPhoneと接続した際には、インジケーター脇の電源ボタンを押すとiPhoneへの電源供給が始まる。その後に長押しすれば充電停止、さらに長押しすれば充電を再開できる。容量は2300mAhで、iPhoneの充電約1回分をまかなう。装着していれば約2倍長持ちする計算だ。大容量のバッテリーがもてはやされる昨今、2300mAhでは心許ないと思うユーザーもいるかもしれないが、筆者の経験上、一日持ち歩くだけならこれだけの容量があれば十分だ。
バッテリーの下部にはMicro USBポートがあり、付属のケーブルでバッテリーの充電を行う。充電時間は約5時間だ。バッテリーを装着したまま汎用のケーブルを使ってPCとのシンクロやデータ転送ができるので便利だ。バッテリーを装着するとiPhoneのイヤホンジャックが隠れてしまい、ジャックの形状がL字型のイヤホンなどはそのままでは挿せなくなってしまう。本製品には延長プラグが付属しているので、この短いケーブルを介せばイヤホンの接続は問題ない。
安価な製品となれば「安モノに見えないかどうか」が気になるが、しっとりとしたテクスチャーは安っぽく見えず、その点は安心だ。ただし、ケースの仕様は最低限の作りでiPhoneとの一体感までは望めない。また、全体のシルエットはスタイリッシュに仕上がっているが、ケースとバッテリーのスキ間が目立つためその点については割り切る必要があるだろう。カラーバリエーションなどはなく、黒一色となる。
cheero Power Case for iPhone5/5sは、デザイン・機能ともにバッテリーケースとして必要なレベルを達成している。なにせ一般のバッテリーケースの半額以下で十分な利便性を提供してくれるのだから、満足な仕上がりと言えるだろう。残るは耐久性ということになるが、こちらは実際に一定期間使ってみて機会があればご報告したいと思う。
製品名 | 購入場所 | 購入価格 |
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cheero Power Case for iPhone5/5s 2300mAh | Amazon.co.jp | 3980円 |