贈り物におすすめ、文字が大きいトランプ

文字が大きいトランプ「スパーブ・ブリッジサイズ・ジャイアントインデックス」パッケージ（表）

パッケージ（裏）

　近頃、コンピューターを使わないボードゲームやカードゲームが静かなブームになっている。これらはさまざまなアイデアでプレイヤーを楽しませてくれ、人との対戦だと何度でも楽しめる。カードをコレクションしている人も多いことだろう。

　今時のカードゲームになじみのない人でも、トランプなら家に1セットくらいはあるのではないだろうか。神経衰弱、七並べ、ポーカーなど昔から遊ばれていて、皆がよく知っているルールも多いので複数人で遊ぶこともできるし、今やすっかりWindowsの添付ゲームの名前になってしまったソリティアなど、一人で遊べるルールも数多くある。

　暇つぶしにいつもソリティアをやっている親類がいる。カードが擦り切れるほどソリティアをプレイしていたのだが、寄る年波からか目を悪くしてしまい、トランプのスート(マーク)や数字が見えづらくなり、ソリティアができなくなってしまったようだ。人間は視覚に頼る部分が多いので見えにくくなるだけでも相当大変なようで、身体はともかく精神的に少し落ち込んでしまったようだった。

　身体はすぐには治せないが、以前となるべく同じように遊んで少しでも気分を上げてもらおうと思って探したのが、今回紹介する「スパーブ・ブリッジサイズ・ジャイアントインデックス」という数字とスートが大きく印刷されているトランプだ。他にもスートごとに色が変えてあるものもあったのだが、プレイするのがソリティアメインであれば、赤と黒の判別ができればよく、むしろそれ以外の色があるとノイズになってしまうと思われたため、赤と黒はそのままのこちらのトランプを選択した。

カードサンプル。WILDは一般的にいうジョーカーだ

裏面を見る限り、普通のトランプと違いはない

　カードのサイズはブリッジサイズという日本の一般的なトランプと同じなので、手で持った時の違和感がないのもポイントだ。カードのサイズが大きくて文字が大きいものなら他にもいろいろあるのだろうが、なるべく変わるところが少ない方がよいだろうと考えたのだった。カードは紙製で、カジノで使う普通のカードと同じものなので滑りなどは非常によい。

　直接手渡ししたわけではないので、使っている様子は見られていないのだが、話を聞くと通常のトランプよりも見やすいようで、なかなか好評だ。文字の大きいトランプは、視力が弱くなった人だけでなく、子供と一緒に遊ぶ時にもいいかもしれない。価格も手頃で、ちょっとしたプレゼントにちょうど良く、喜ばれるのではないだろうか。