本日の一品
忘れ物、落とし物対策は「IT×神頼み」の時代!?
(2013/9/30 06:00)
物忘れというのはやっぱり増えてくるもので、数秒前までやろうと思っていたことを次の瞬間に忘れてしまったり、人の顔や名前を全然覚えられなかったり、鍵を忘れてオフィスに入れなかったり、ということが割と起こるようになり、そのたびに周りの人に迷惑をかけてしまっている。ほんとスミマセン。
最初の2つはおつむのデキが残念だったのだと半ば諦めつつあるけれど、単純な忘れ物は現代技術を駆使すれば対処できるらしい。「Magic Guardian お守りタイプ」は、そんな忘れ物防止に役立てられるアイテムだ。
かなり小っちゃいサイズの「Magic Guardian お守りタイプ」は、まさに神社で入手できるお守りのような、もしくは印籠のような形をした電波発信器、みたいなもの、と言えばいいだろうか。Bluetooth Low Energy対応で、iPhoneやiPad、iPod touchと組み合わせて使うことで、このお守りを付けた物をもし無くしても見つけることができるようになっている。実際に本製品自体が“ご祈祷”されているらしいので、由緒正しきお守りとして、付けているだけで何かしらの御利益を期待できそうではある。
専用のiOSアプリ「CHINONab1」をインストールしたら、iPhoneのBluetooth機能をオンにしてアプリを起動。検索ボタンをタッチすればほとんど瞬時に「Magic Guardian」とのペアリングが完了する。試しに、双方をおもむろに離していくと、数mのところで「Magic Guardian」と端末の両方からアラーム音が鳴り始める。BluetoothとGPSを活用することで、あらかじめ指定した大まかな目安距離以上に離れると警告を発する仕組みというわけだ。
例えばいつも使っているカバンに「Magic Guardian」を付けておけば、iPhoneを家に忘れたり、外出中にうっかり置き忘れてしまっても、「Magic Guardian」からのアラーム音ですぐに気づける。筆者の場合なら、鍵やキーケースに取り付けておけば、冒頭で話したような戸締まりに関わるトラブルは防止できたはずだ。1台のiOS端末に最大4台までの「Magic Guardian」を関連づけておけるので、カバンや鍵のほかに財布、傘などの身近にある大事なアイテムに片っ端から付けておくのもよさそう。家族で出かける際、子供の身に付けておけば、迷子防止にもなるかもしれない。
なお、「Magic Guardian」を付けているアイテムが離れたかどうかを検知するだけでなく、アプリのボタン操作で「Magic Guardian」のアラームを鳴らし、その音を頼りに取り付けているアイテムを見つけ出すこともできる。さらに落とし物探しに有効な機能もある。互いが一定以上に離れた瞬間の位置情報を自動記録する機能を使えば、端末画面の地図で、その位置を参照し、落としたかもしれない地点を特定可能だ。
それとは別に、離れたところから端末のカメラのシャッターを切る、いわゆるリモートレリーズ(リモートシャッター)にあたる機能が、意外と重宝するかもしれないと思っている。iPhone標準のカメラアプリにはセルフタイマー機能がないわけだけれど、代わりに本製品を使えばそんな問題は一気に解決。忘れ物や紛失を防ぎたい人だけでなく、見ず知らずの人に写真撮影をお願いするのが苦手な筆者のような人にもおすすめの製品なのだ。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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Magic Guardian お守りタイプ | チノン | 5775円 |