本日の一品

残暑でまだまだ役に立つ? 島村楽器の「ギターうちわ」

 学生の頃、日本は四季のある素晴らしい国だと何度も習ったが、今年の夏は、もはや亜熱帯地方と比べても全く引けをとらないレベルになってしまった。この1年、台湾、ハワイ、ニューヨークと出張や旅行をしたが、間違いなく日本が、特に東京がその中では群を抜いて暑かったことだけは確かだ。

 この夏、オフィスや自宅は、人がそこに居る限りはエアコンが稼働し続けていた。そして、戸外に出た時の大きな温度差が体調を大きく狂わせる。猛暑の最中はエアコンがフル稼働だった我が家も、地球環境を考えて涼をとる戦略転換を行ってみた。

 秋の気配がはっきり感じられる昨今だが、もちろんまだ暑い日もある。そんな日もエアコンの温度をほんの少し高めにセットし、あとは省エネルギーの代表的人力空気循環装置である「うちわ」の出番としている。

ギターうちわは、普通のうちわと面積的にはほぼ同じ
ギターうちわは、ウルトラ・スーパー・ショート・スケールのエレキギターがモデルだ。ストラトキャスターモデルは人気らしく既に売り切れだった

 格好良いダイソン社の扇風機などがあればそれに勝ることはないが、筆者宅はもう何十年も前に扇風機の使用を止めてしまった。エアコン以外で頼れるのは、自分の腕力で自由にコントロールできるうちわだけなのだ。

 今年は、例年にない猛暑のせいか、秋葉原を散策しても、新宿に出かけても、街頭でうちわを頂くことが多かった。そんな暑い日にたまたま立ち寄った”MARK IS みなとみらい”の島村楽器のレジ横で、今まで有りそうでなかったエレキギターの格好をしたうちわ「ギターうちわ」を発見した。

 ギターうちわの種類は全部で4種類。残念ながら筆者は全種類を大人買いしようと試みたが、人気の”ストラトキャスター”モデルは既に売り切れ。結局、レスポール(LPモデル)、テレキャスター(TLモデル)、ジャズベース(JBモデル)の3種類の往年の名機うちわを購入した。

 本物そっくりにデザインされたギターうちわは楽器好き、音楽好きにはなかなか楽しいアイテムだ。4種類とも本物とはチョット違う、きわめて短いネックの“ウルトラ・スーパー・ショートスケール”モデルだ。

 うちわとして使用するには、ギターを逆さまにしてヘッド部分を持って、あおぐ格好になる。遠心力で最も力のかかるネックとボディのジョイント部分は厚紙で補強されており、相当腕力には自信のあるギタリストがバタバタやっても大丈夫そうだ。

 例年なら、そろそろ扇風機やうちわは来年の為にお掃除して収納する季節だが、今年はまだまだギターうちわの出番はありそうだ。ここ数日、厚さがぶり返してきたので、買いそこねたストラトキャスターモデルをもう一度買いに行こうかと考え中だ。

ギターうちわの背面もなかなかリアルに作られている
小さなギターアンプの前に立てかけておけば、なかなか楽しい雰囲気が出る
製品名販売場所価格
ギターうちわ島村楽器298円

ゼロ・ハリ