本日の一品
まぶしい反射を抑える偏光レンズのサングラス
(2013/6/7 06:00)
日差しが強い季節になり、自転車に乗る筆者はサングラスが手放せなくなってきた。紫外線やホコリなどから目を守るだけでなく、眩しさを抑え、周囲の状況を的確に把握するのに役立つ。安全な走行に欠かせないアイテムのひとつである。
ただ、筆者が自転車で使用しているサングラスは、見やすさとフィット感を重視して選んだためか、どうも“本気度”が高すぎてしまった。目元だけでなく、顔の広い範囲を覆う、まるでゴーグルのようなデザインなのだ。それなりにスポーティーな装いでサイクリングコースを走るならいいが、普段着のまま近所のコンビニや書店へ行くとなると、ちょっと気後れしてしまうのである。
今回紹介するコールマンのサングラス「CO3008-1」は、自転車での買い物など、気軽な用途のために購入した。日常的に広く活用できそうなメタルフレームのサングラスである。特徴は偏光レンズを採用しているという点だ。筆者は偏光サングラスを使用したことがなく、興味を持ったというのも選択理由のひとつである。
偏光レンズは反射光を遮り、クリアな視界が確保できるといわれている。これまで色が濃すぎるように思えて手を出しかねていたのだが、今回その性能を実感することができた。自転車に乗っていると、意外に路面を見つめている時間が長い。強い日差しの下ではセンターラインなどのペイントや砂が浮いた白っぽい路面からの照り返しが目に突き刺さるように感じることがある。「CO3008-1」の偏光レンズは、こういった反射光をきれいに取り除いてくれるのだ。
建物の窓ガラスや水たまりなどのギラギラとした反射をやわらげ、眩しさを抑える効果も大きい。筆者としては、自動車のウィンドウの光の反射を抑え、外側から自動車の中が見えやすくなる点が非常に気に入っている。交差点などでドライバーがこちらを認識しているかどうか判断するのに役立つのである。多くのスポーツ用サングラスが偏光レンズを採用するのも納得できる使用感だ。
比較的大人しいデザインの「CO3008-1」ではあるが、アウトドア用品で有名なブランドだけあって、スポーティーな一面も持ち合わせている。耳にかけるツルが、こめかみから後頭部を抱えるようにホールドするストレートテンプルと呼ばれる形状なのだ。さらに蝶番部分にスプリングを内蔵することで、ツルに適度なクッション性を持たせている。フィット感は良好で、自転車に乗る程度の運動なら、ずれて落ちてくるようなことはなかった。
レンズの可視光透過率は15%。薄い色のサングラスに慣れている筆者には少々暗く感じられる。このため、自転車用としては晴れた日専用と割り切ることになりそうである。しかし、スタイリッシュすぎないデザインは街中でかけていても違和感がなく、このところ徒歩での外出時に持ち歩く機会が増えてきた。日差しが強い季節には手放せないアイテムとなりそうだ。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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CO3008-1 | コールマン | 1671円 |