わずか14g。ウルトラ軽量で収納力の高い「mgnのマグネシウム製名刺ケース」


 今回ご紹介するのは、mgnのマグネシウム製名刺ケースだ。mgnは新潟をベースとする金属加工とその加工商品を販売する日本のブランドだ。ふだん分不相応にもルイ・ヴィトンの名刺ケースを愛用している筆者は、早速、中の名刺を全部抜き取ってケース本体だけの重さを生まれて初めて計測してみたところ、なんと43gだった。

マットブラックの紙のパッケージに同じくらい軽いマグネシウム製の名刺ケースが入って送られてくる筆者が長年愛用しているヴィトンのエピ革名刺ケースは空っぽでも43gマグネシウムの名刺ケースは、スペックよりまだ2gも軽いたったの14g。紙のようだ

 一方、マグネシウム製のmgn名刺ケースはなんと実測でたったの14g(メーカー発表16g)だった。確かにパッケージが郵送で届いた時、封筒の中には何も入ってないかのように感じたのを思い出した。中身の名刺ケースだけを手に持ってみると、まるで「折り紙」で作った名刺ケースを持っているような錯覚に陥る。

 収納方式はありふれた二つ折り財布のようなシンプルなデザインだが、精度の高い金属加工がなされ、ほんの小さなラッチで確実に蓋が閉まる構造になっている。興味本位で0.01mmまで計測できるデジタルノギスで名刺ケースの蓋部分の厚さを計ってみたら、たったの0.57mmだった。

 スマートフォンやタブレットでは重量はまっさきに確認するビジネスマンでも、毎日持ち歩く名刺1枚の重量を気にする人はあまりいないようだ。読者諸兄は、名刺1枚の重さをご存じだろうか? 実際に1~2000gまで計測できるデジタルキッチン秤で名刺1枚の重量を測ってみると、たった1gだった。いろいろなデザインの名刺を計測してみたが、目盛は常に1g。きっと秤の計測最小が1.0gなのだろうと思い、平均値を出すために、任意の名刺を10枚、100枚とまとめて計測してみたが、この方法で測っても、わずかな例外を除いてほとんどの名刺は1gであることが判明した。

 実際に、mgnのマグネシウム名刺ケースに筆者の何種類かの24枚の名刺を収納して、同じキッチン秤で計測してみたところ、想定通りの、たったの38gだった。これはルイ・ヴィトンの名刺ケース単体の重さである43gよりも5gも軽い。

 十数年前のモバイラーと言えば、モバイルPC、や携帯電話をはじめ軽く10kg以上のモノを抱えて移動していた。しかし、クラウドの進化とクライントテクノロジーの進化でPCレスの世界も早々に実現、今なら流行のスマートフォンを含めても荷物が500g以下が当たり前の世界が実現してしまった。軽量化の世界、どこまで行くのか楽しみになってきた。

小さなラッチで確実に開閉する工業的精度は立派だ名刺を入れずに捻ったり曲げたりしてみたがマグネシウムの強度はかなりのものだ24枚の名刺を入れて想定通りの38gだった(スペックは標準的な名刺で20枚)
Thinking Powerの小さなメモ、木のボールペン、極小の携帯電話「ストラップフォン」、名刺24枚+mgnマグネシウムケースが、筆者の想定最小持ち歩きTOOLだ。なんと紙の鞄(SIWA)を含めても267g、これならスマート・フォンを入れても約400gだ

商品名実売価格購入場所
mgnマグネシウム名刺ケース
(カーボン・ブラック)
6300円名刺入れ専門店
mgnet(まぐねっと)

 

(ゼロ・ハリ)

2012/10/9 06:00