効果がなさそうで、ちょっとありそうな「ブルーライトガード フィルム」
ブルーライトガード フィルム for iPhone 4S/4 |
「Zoff PC」や「JINS PC」といったパソコン用メガネのブレイクで、直視したくはないが、にわかに注目が集まっているのがブルーライト。可視光線の中で380.0nm~495.0nmあたりの光で、眼精疲労の原因にもなって目によくない、体内時計に悪影響を与えるのではないか、といわれている。昨今は生活空間に液晶が溢れ、昼夜煌々としているため、そんなブルーライトから目を保護しよう、というわけだ。
そこで登場したのがソフトバンクBBの「ブルーライトガード フィルム for iPhone 4S/4」である。これは「LED液晶画面のブルーライトを低減し、まぶしさやチラつきを抑える」フィルムで、液晶面に貼り付けることでブルーライトを最大約18.5%カットするのだという。「iPhone 4S」ユーザーであり、「Zoff PC」ユーザーの筆者としては、ぜひ試したい! というわけで入手した次第。
パッケージは、ブルーライトガードフィルム1枚に、クリーニングクロスが1枚がセットになっている。フィルムだけ手に取ってみると、うっすらと黄みがかっている。白いiPhone 4Sに貼ったところ、わずかにボディの色が変わった。せっかくの白が日焼けしたような色になるのは少々納得いかないのだが、液晶保護フィルムとしての質はよく、指の滑りやタッチ感は非常に心地よく、操作しやすい。
気になる効果だが、添付直後は液晶部分の輝度がわずかに抑えられたかな、と思う程度で、正直実感しにくかった。むしろボディの黄ばみの方に意識がいってしまうのだ。写真を見比べてみたが、輝度についてほとんど影響はないように思われた。Webブラウジング等の場合、白い背景がやや抑えめかな、という程度だ。そこで、そのまま3週間使い続けてみて、「ブルーライトガードフィルム」を通した映像が当たり前になってきた頃、再びはがしてみることにした。
すると、わずかではあるが、確かにまぶしさが蘇った。液晶が放つ光も心なしか強めに感じる。「ブルーライトガードフィルム」を貼っていた頃はさほど液晶面の色の変化は感じなかったが、液晶に映し出される画像全体が煌々としているようで、意外にも「疲れそうだ」と思い、はがしたことをちょっぴり後悔。
18.5%カットの効果の程度は不明だが、目の疲れが気になるユーザーの場合、確かに、ないよりはあったほうが、多少負担が軽減されそうである。普段パソコンを使わず、頻繁に覗き込む液晶といえばスマートフォンだけ、というユーザーにしてみたら、覗き見防止フィルムのごとく、液晶に貼り付けて防止できたらそれに越したことはないだろう。
ただ1点気になったのは、フィルム表面のライトや太陽光の反射だ。なんと紫色に反射してくれるのである。端末の液晶面を動かすと、チラチラと反射光が目に入り、けっこうまぶしい。使い始めはこれが気になって仕方なかった。時間が経てばだいぶ慣れるのだが、苦手な方もいそうだ。これがなければ、結構よさそうなのだが(できれば、白いボディは白いままで残しつつ……)。
中はフィルム1枚とクリーニングクロス1枚 | 本体上半分にフィルムをかぶせてみた |
全体に貼り付けた状態 | ホームボタンの部分だけ、元の白さが残っている |
こちらはフィルムを貼る前。写真にはほとんど影響がなさそうだった | 最も気になったのがこの反射光。太陽光でも同じ反射をする |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
ブルーライトガード フィルム for iPhone 4S/4 | ソフトバンクBB | 1880円 |
2012/8/23 06:00