風呂敷スタイルのノートパソコン用ケース
先日、13インチクラスのノートパソコンを購入したのだが、持ち運ぶケースで思いの外、悩んでしまった。「BUILT」のような流線型でラバーを巧みに使ったジャストフィットなケースにまず惹かれた後、ユニークな紙の素材を使った「SIWA」のノートパソコンケースに浮気。「よし、これに決めよう」と実際にお店に買いに行ったのだが、同じコーナーにあった「Seto」の「Furoshiki」を購入して帰ってきた(笑)。
Setoの「Furoshiki」。カラーバリエーションはブルー、イエロー、ブラックの3種類。購入したのはブルー。実際には少しグリーン寄りのブルーで、内装は鮮やかなオレンジだ | 折りたたむ都合上、それなりの厚みになる |
実は「Seto」のアイテムは、以前このコーナーでも小型のバッグを紹介している。同じブランドということで品質に不安が無かったのも、店頭で即決してしまった一因だろう。そして何よりも、一般的なケースと違い、中身に合わせて柔軟に包める風呂敷スタイルを採用しているのがユニークだ。「カメララップ」などのように、レンズやカメラを簡単に収納するアイテムとしてなら、こうした風呂敷スタイルのアイテムは有るが、ノートパソコン用は比較的珍しい。
上記のように、ノートパソコンのサイズが多少変わっても利用できる点や、ノートパソコンと一緒にACアダプターや周辺機器、あるいは本などを一緒に包んでも、ある程度までなら対応できる自由度の高さがウリ。生地に取り付けられている留め具のためのベルトには、「Seto」のほかのバッグを取り付けてもいい。生地の中央に取り付けられているこのベルトには、持ち運ぶ際には指を引っ掛けることもできるので、重めのノートパソコンを運ぶ場合でも安心感がある。また、「Furoshiki」の製品ページではハードケースのような保護機能は無いとしているが、生地には思った以上にしっかりとウレタンが入っているという印象だ。
一方、風呂敷のように生地を重ねて包むこともあり、ジャストフィットサイズのケースと比べれば、最終的に厚みはそれなりに出る。ケース込みでコンパクトにしたいという場合には向かないだろう。また、留め具はゴムひもと樹脂製のフックを組み合わせたものだが、ワンプッシュで済むサイドリリースバックルのように素早く取り外すのはちょっと難しいので、とにかく頻繁にケースから出し入れするという使い方には向かないかもしれない。
広げた際のサイズは600×600mmで、13インチディスプレイを搭載したノートパソコンに最適なサイズとされている。ちょうどMacBook Proの13インチモデルあたりを想定しているようだ。ありきたりなノートパソコン用ケースでは物足りない人や、ノートパソコンを含め、幅広く使えるクッションケースを探している人におすすめだ。
風呂敷のように折りたたんで包む。留め具はコードとフックを組み合わせたもの | 13インチディスプレイのノートパソコンに最適なサイズだが、それなりに余裕は残されている。写真のパソコンはMacBook Proの13インチモデルとほぼ同じサイズのThinkPad X1 |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
Furoshiki(ブルー) | Seto | 6720円 |
2012/8/20 06:00