つらい目のかゆみに、花粉プロテクター眼鏡


正面からだと、大きめのセルフレームメガネにしか見えない

 花粉シーズン真っ最中の昨今、いかがお過ごしだろうか。筆者は例年のごとく涙と鼻水にまみれた毎日を送っている。今年は例年に比べ飛散量が少ないと言われているが、それでも症状はある。鼻に関しては投薬やマスクでなんとかしのげるが、目に関しては防護方法が少ない。一番効果的なのはゴーグルを付けることなのだが、見た目のゴツさは世間一般に受け入れられているとは言い難く、躊躇してしまう。そこに、格安眼鏡販売で知られるZoffから、見た目に配慮したフレームが発売されたので早速購入した。

 Zoffの「花粉プロテクター」シリーズは、眼鏡型とゴーグル型の2つがラインナップされている。いずれも見た目のゴツさがかなり軽減された、普段使いで違和感のないデザインになっている。ゴーグル型はかなり湾曲していて、より顔にフィットする設計になっているが、曲がりが大きいのでレンズに度を入れることはできない。眼鏡型は湾曲率が低いぶん顔との密着度は少ないが、レンズに度を入れることができる。筆者は度を入れたかったので、今回は眼鏡型を購入した。

 レンズ側から顔のほうに向かってカバーが大きくせり出したデザインで、顔と眼鏡の間の隙間が少なくなるよう作られている。顔にフィットするよう横幅がきつめに作られており、慣れるまでは側頭部が少々痛かった。ふだん頻繁に頭痛を感じる方は、実際に試着して許容できるかどうか判断した方がよいだろう。締め付けがきつい分フィット感は良く、装着時はほとんど動かない。

 さて、肝心の花粉防護効果は、無いよりマシ、程度に考えた方が良いだろう。普通の眼鏡に比べれば隙間は格段に少ないが完璧ではなく、マスクから漏れ出た呼気で眼鏡がくもる程の隙間はできてしまう。とはいえ、昨年に比べ目薬をさす頻度は格段に減っている。本気の効果を期待するならば、度は入れられないが密着度の高いゴーグル型を選択すべきだ。

 フレームのみなら3150円、度入り(眼鏡型のみ対応)は6300円と格安なので、少しでも花粉の症状を抑えたいが、見た目がゴツいのは嫌、という人は購入を検討してみてはいかがだろうか。


横から見ると、顔側に大きくせり出しているこのフチで顔との隙間を小さくし、花粉の進入を低減する

 

製品名製造元購入価格
花粉プロテクター 眼鏡型Zoff6300円(フレーム+レンズ)

 

(ナカムラ)

2012/4/9 06:00