USBハブの上をいくドッキングステーション
横置きでも利用可能。ACアダプタは持ち運ぶとなるとちょっとかさばる |
利用時にはランプが付く。前面にUSB×1、背面にUSB×3、DVI、LAN |
ノートパソコンをメインPCとして使うことが珍しくなくなったのは、いつ頃からだろう。バッテリー周りを強化した上で、薄く軽く、その上光学ドライブも内蔵するなど進歩を遂げたノートパソコン。特に日本の尖ったノートパソコンの新製品発表リリースにはワクワクさせられる。
ところが、進化の中でノートパソコンのインターフェイス、外部入出力端子の数だけは変わっておらず、昔も今も必要最低限のものしか配置されていない。いや、軽量薄型化する中で側面部の面積が小さくなってきている中でよくキープしているともいえるが。USBハブを使えば問題はかなり解決できるが、当記事では敢えてアイ・オー・データ機器のドッキングステーション「USB-DD1」を紹介したい。
このドッキングステーションなる製品は、パソコンのUSB端子1つに接続することで、有線LANコネクタ、DVI端子(ディスプレイ端子)、USBポート×4を得ることができるというもの。こういう製品は昔からあったが、パソコンメーカーの純正品オプションで、特定の機種限定で利用できるものばかり。DVI端子とパソコン本体経由を利用したモニターとのマルチディスプレイ(フルHDに対応)もこれで実現できる。
ただし、それだけ拡張できるとあって、電源に繋がないと利用できない。電源なしで利用でき携帯性に優れるUSBハブとは異なり、ACアダプターが必要となる。用途は据え置きであり、さまざまなコネクタを配している以上、USBハブよりもずっと大きい。つまりは、家で拡張性のあるデスクトップパソコンのように使うときに活躍する製品である。
かさ張るかといえば、置き方次第で結構コンパクトにもなる。この製品を販売するサイトでは、縦置きで使っている画像を多く見かける。これでも床面積はとらないが、モニターの背面のVESAマウントに設置することもできるので、モニターの背面に本製品をくっつけてしまえば、ケーブル周りもノートパソコン本体のコネクタ類に繋げるよりもずっと机周りがすっきりする。
そんなわけで「パソコンを利用する際USBポートがちょっと足りない」と困っている人にはUSBハブを買う代わりにオススメしたい一品である。
製品名 | 製造元 | 購入場所 | 購入価格 |
DisplayDock USB-DD1 | アイ・オー・データ機器 | ヨドバシカメラ | 8440円 |
2011/12/7 06:00