USBで充電できる自転車用ライト
「Boomer USB」(ホワイト) |
自転車に日常的に乗る人にとって、フロントライトやテールライトの電池交換はちょっとした悩みの種。ボタン電池や単5型電池などで長時間利用できるとはいえ、「まだ大丈夫でしょ」などとセコイ考えで使い続けて交換するタイミングを見誤り、気が付くとほとんど見えないほど弱々しい光になっていた――そういった経験がある人は意外と多いのではないだろうか。
今回紹介する「KNOG」(ノグ)の「Boomer USB」は、充電式バッテリーを内蔵し、パソコンのUSBポートで充電できるという製品だ。55ルーメンスとかなり明るいLEDライトを備え、点滅モードでは12時間、点灯モードでも3.5時間の利用が可能。点滅モードは複数のパターンが用意されている。
生活防水のシリコンボディからプラスチック製の本体を押し出すと、本体を取り外せ、さらにキャップを外せば充電のためのUSB端子が表れる。充電j間は約2~4時間。ユニークなのは、長期間利用しない場合の保存に適しているという、50%まで充電されている状態を作れること。フル充電後、ボタンを5秒間長押しすれば「ストレージモード」として点灯し、残量50%となった時点で自動的に消灯する。
大きさは、従来のボタン電池を使用するモデルなどと比べると、やや大きい。また、ハンドルに巻きつけるベルト部分は短めなので、断面が楕円になっているような、径の大きなハンドルバーには向いていない(この意味で、筆者は失敗している)。ほかのモデルにはベルトが長いバージョンもあるので、バリエーションの拡充を検討してほしいところだ。
USB充電が可能になると、例えば自転車で通勤している人にはメリットが大きい。会社に到着したら、デスクのパソコンのUSBポートで充電し、帰る時に外してまた使う、という流れで使えば、数カ月ごとに訪れていた電池切れへの不安はひとまず無くせそうだ。
ちなみに、USB充電が可能な自転車用フロントライトは、他社であればもう少し小型の製品もある。「Boomer USB」は、バッテリー容量や明るいライト、複数の点滅モード、ストレージモードといった点を考えると、やや高機能な製品といえるだろう。
生活防水のシリコンボディ | プラスチック製の本体を取り外す |
本体のキャップを外すとUSB端子が表れる。キャップはシリコンボディにくっついて自動的に外れることが多い(笑) | パソコンのUSBポートで充電 |
写真のような楕円部分では、ベルトの長さがやや足りなくなる | 高輝度LEDで明るさはかなりのもの |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
Boomer USB(フロント) | KNOG | 4935円 |
2011/10/14 06:00