角度をかなり細かく調整できるスタンドが付いたiPhoneケース


左からiPhone 4用の白、黒、iPhone 3G/3GS用

 iPhoneを携帯するようになって1年以上。これまでいろんなケースにお世話になってきたが、ケースを変えると、その都度新鮮な感覚で楽しめるのがいい。現在愛用しているのが、その質感とグリップ感、デザインがお気に入りのキングジム「iPhone 3G/3GS用スタンド付きケース」(以下、iPhone 3G/3GS用)と、「iPhone 4用スタンド付きケース」(以下、iPhone 4用)だ。

 このケース、iPhone 3G/3GS用は約118×66×15mmで約25g。iPhone 4用は約118×62×13.5mmで約22gだ。どちらもプラスチック製なのだが、表面は細かいシボのような加工が施され、側面および背面の指が触れやすい位置には凹みも設けられており、非常にグリップしやすい構造になっている。iPhone 4用は、手が触れる角の部分(外周)がラバー製で滑りにくい。液晶面の四隅がわずかに高くなっているので、伏せて置いても液晶面がキズ付きにくい配慮まである。

 このケースの最大の特徴は、背面にスタンドを内蔵していること。しかもそのスタンドの角度調整が実に細かい! 垂直から完全にフラットな状態まで、iPhone 4用は14段階、iPhone 3G/3GS用はなんと18段階で調整できるのである。iPhone 3G/3GS用は横置きのみだが、iPhone 4用はスタンド部分が回転するため、縦置きも可能。スタンドを回転させたら、内部でiPhone 4のあの美しい背面を傷つけたり……はしない。ちゃんと隙間があるので安心していただきたい。しかもしっかりストラップホールもついている(残念ながらiPhone 3G/3GS用にはない)。

 iPhone 3G/3GS用はスタンドが回転しない分、スピーカー部分がスライドする。これはスピーカーの音を前に反響させるための「Sound Scoop機能」だそうだ。試してみると、わずかではあるが、確かに聞こえやすく反響している気がする。もちろんスピーカー部分を覆っていないので、スライドさせなくてもそのまま使える。

 充電も操作も、ケースを装着したまま可能なこのケース、とにかくこのスタンドが何かと便利。動画の再生や、音楽を聴くとき、写真をスライドショーさせる場合でもかなりおしゃれ。ワイヤレスキーボードを使う方なら、好きな角度にすれば操作性が向上しそうである。

 ただ、気になったのは、白の汚れ。最初は白を使っていたのだが、グリップしているうちに、背面の角が微妙に変色し始めてしまった。恐らく手垢による汚れだと思うが、キレイな白色だけに汚れやすいのはちょっともったいない。現在は黒に交換して愛用中だ。ケースを変えて本体を新しい気持ちで使ってみたいという人は、いかがだろうか?

iPhone用の白と、iPhone 3G/3GS用の黒の内部iPhone 3G/3GS用を装着したところ。ボタン操作に影響なし
指が当たる部分に凹みがあるのが分かるスタンドを立ててみたところ
スタンドを立てた状態の背面iPhone 3G/3GS用は18段階で微調整できる
スピーカー部分がスライドするスピーカーの音を前に反響させるための「Sound Scoop機能」
iPhone 4用を装着してみた。こちらもボタン操作には一切影響なし外部接続端子もスピーカーも覆われないので安心
360度回転するスタンドと、ストラップホールスタンドは14段階で調整できる
左から、iPhone 4用の白、黒、iPhone 3G/3GS用

 

製品名製造元購入価格
iPhone用スタンド付きケース(iPhone 4用)キングジム4725円
iPhone用スタンド付きケース(iPhone 3G/3GS用)キングジム3675円

 

(すずまり)

2011/1/11 06:00