ホコリ除去に予想以上の効果。ゲル状クリーナー「CyberClean」
今回使用した製品(写真)は海外版なので、以下で紹介している価格および発売元とはパッケージが異なるが、黄色と緑色を基調としたカラーリングは国内版でも同一だ |
昨年ごろから家電量販店やホームセンターで定番商品となりつつあるのが、ゲル状のクリーナー「CyberClean」だ。ブラシなどで掃き出せないスキ間にこのCyberCleanを押し当てることで、細かいゴミを巻き込んで取ってしまうというシロモノだ。
派手な蛍光色、そして手触りなどの感触は、80年代に大ヒットした玩具「スライム」を彷彿とさせる、と書けば特定の世代の人には理解しやすいかもしれない。かつてのスライムも長期間遊んでいると汚れを巻き込んで色が汚くなっていたものだが、このCyberCleanもそのような性質を生かし、汚れやホコリを取ってくれるクリーニングツールである。
今回、海外製のおみやげとしてもらう機会があったので使ってみたが、当初の予想をはるかに上回るスグレモノであった。ほかのクリーニングツールでは届きにくい細かいスキ間に入り込み、ゴミを巻き込んで除去する仕組みは、キーボードのスキ間や家電製品の吸気口、細かいスリット、USBポートやLANポート、メッシュ加工が施されたチェアの表面などにぴったりだ。機器の表面を転がすだけでも、ホコリ取りとして非常に重宝する。
ゲル状ということで細かくちぎれてしまいそうに思えるが、実際にはかなりの粘りがあり、スキ間に潜り込ませてもプツンと切れてしまうことはめったにない。ブラシやエアーダスター、ウェットティッシュでは難しい守備範囲をしっかりとカバーしてくれることから、筆者宅ではすっかり定番の掃除グッズとなってしまった。
個人的にとくに向いていると感じたのが、PCやLAN接続ハードディスクの吸気口にたまったホコリの除去。エアーダスターを使うと機器の内側にホコリを押しこんでしまう危険があるし、掃除機だと吸い取るパワーが強すぎて反対側の吸気口にたまっているホコリを機器内部に吸い込んでしまいかねない。その点、このCyberCleanであれば、吸気口にぐりぐり押し当てるだけで、たまったホコリをがっちりキャッチして除去できるというわけだ。
ぶっちゃけた話、海外製のこうしたアイテムは、経験上ハズレが多いという印象が強いのだが、今回の「CyberClean」はその印象を覆すものだった。実際に使ってみないとなかなか効果が実感できないアイテムだが、国内向けのラインナップにはパック入の小容量タイプもあるので、だまされたと思って購入してみることをおすすめしたい。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
CyberClean | アイリスオーヤマ | 598円 |
2010/8/10 06:00