Kindle DXをスマートに持ち歩くための軽量ケース


製品パッケージ

 Amazon.comの電子ペーパー端末「Kindle」および「Kindle DX」を日本国内から買えるようになって久しいが、これらの端末を日々使い続けていると、最初は軽く感じていた本体の重量がけっこう気になってくる。特に大判に相当するKindle DXに関しては、事実上の標準オプションとなっている革製カバーをセットした状態では約762.6gと、小型のネットブック並の重量ということもあり、かなりヘビーに感じる。片手で持つのはもちろんのこと、たとえ両手であっても、長時間保持するのはちょっと苦しい感じだ。

 なので、自然と革製カバーを外して使いがちになるわけだが、さすがに持ち歩く際もむき出しの状態なのは不安で、保護ケースを別途、調達したいところだ。ノートパソコン用に販売されている低反発素材の保護ケースを流用するという方法もあるが、個人的にオススメなのは、Amazon.comで売られているサードパーティ製のKindle DX専用ケースだ。

 今回筆者が購入したのは、Incipio Technologies社の「underGROUND Kindle DX Case」という収納ケース。カバーではなくケースなので着脱も自在。一方向からしか出し入れできない袋型の製品に比べて口が広く開くため、出し入れも容易だ。表面に厚手のウール地が貼られており、四隅もしっかりとガードされるなど、耐衝撃性にも配慮した設計になっている。縫製もしっかりしており、品質面での問題はなさそうだ。

 肝心の重量は、ケース単体で約158g、Kindle DXを収納した状態では約693.8gと、革製カバーとの組み合わせに比べて70gほど軽くなる。これを変化アリと見るかどうかは人それぞれだろうが、革製カバーほどの厚みがないことから、ずいぶんとスマートに感じるというメリットも捨てがたい。Kindle DXに親しんでいるユーザーで、重量が気になって仕方がないという人は、こうした製品を探してみてはいかがだろうか。

製品本体。表面は粗いウール地メーカーであるIncipioのロゴ
口の部分はマジックテープで固定する方式内側はスエード調
開口部からKindle DXを挿入する事実上の標準オプションである革製カバーに比べるとかなり薄い
上部が開いているため、収納した状態でイヤホンが利用できる。Text-to-Speechを使うユーザーは重宝しそうだ

 

製品名製造元購入価格
underGROUND Kindle DX CaseIncipio29.99ドル

 

(山口 真弘)

2010/4/20 06:00