暗所でKindleを使うためのクリップ型フレキシブルライト


製品パッケージ。今回紹介するホワイトのほか、ブラックも用意されている

 電子ペーパーを採用した読書端末であるKindleは、広い視野角と高コントラストによるすぐれた視認性をもつ一方、バックライトを備えていないために暗いところでの読書には向いていない。ケータイやiPhoneのように、バックライトを頼りに暗い部屋で使用する、ということはできないのだ。

 なので、もしKindleを暗い場所、例えば枕元や夜行バスの車内などで読もうとした場合、一般的な書籍と同じように読書灯などで画面を照らす必要がある。海外では実際にそうした用途を想定したさまざまなアクセサリが販売されており、今回紹介する「Great Point Light Flex Neck Clip-On Reading Light」なる長い名前のアイテムもそのひとつだ。

 本製品はCR2032型の電池×2個で動作する読書灯で、根元のクリップをKindleの上端にはさんで画面を照らすという仕組みになっている。フレキシブルアームは実測値で約175mmとかなり長いため、やや離れた位置から画面全体に光をあてることができる。

 白色LEDを採用しており、色味にクセがないのは好印象。スイッチはON/OFFの2段階しかなく、照度のコントロールはできないが、実際に使っている限りでは機能に不足は感じない。本体の筐体色こそKindleライクだが、とくにKindleの外観や機能に依存しているわけではないので、一般的な書籍、例えばハードカバー本などと組み合わせて利用することも可能だろう。

 Amazon.comでKindleアクセサリを買おうとすると、日本への出荷が不可能であるとして断られる場合も少なくないが、この製品はオーダーが可能であった。送料の関係もあり、単体で買うほどの製品かと言われると微妙だが、これからKindleを購入するなら、一緒に買うアイテムの候補として検討してみてはいかがだろう。

「amazonKindle compatible」のロゴ製品本体。フレキシブルアームは実測値で約175mmとかなり長い
クリップ先端の穴の開いた部分にライト先端の丸い部分がぴったりはまるかと思いきや、径が合わずまったく関係がないのがミソCR2032型電池×2個で動作する
Kindleに取り付けた状態Kindleはベゼル部がそこそこ広いので、収まりもよい
LEDを発光させた状態。ちなみにスイッチはライトの裏面にある離れたところから画面全体を照らすことが可能。角度の調整もしやすい

 

製品名製造元購入価格
Great Point Light Flex Neck
Clip-On Reading Light for Kindle
LightWedge19.99ドル

 

(山口 真弘)

2010/4/12 06:00