寒くなる季節に青色LEDセンサーのマウス


Wireless Mobile Mouse 4000。BlueTrackなので本体カラーはブルー系を選んでみた

 マウス好きの筆者の、メインのパソコンで活躍してくれたマウスが壊れた。ボタンを押しているはずが離れてしまうというもので、ドラッグ&ドロップ中に掴んだものを離してしまうなど、使ってイライラする症状だ。どうしようかと考えると使用中のマウスは5年保証。喜んだもののしかし保証書と購入時の日付シールが見当たらない。探している間に新機種情報を知り、つい買ってしまったのがマイクロソフトの「Wireless Mobile Mouse 4000」で、青色LEDセンサーを使った「BlueTrackテクノロジー」搭載の最安機種だ。

 実は前からBlueTrackを試してみたかった。通常の赤い色の光学センサーよりも良さそうでレーザーセンサーよりも良い場面もあるという。夏は終わってしまったがブルーの光は涼しげで、これから寒くなる季節を示しているかのようだ。

 実際に使ってみると、自分の使用範囲では得に問題ない。赤いセンサーのマウスでは動作がぎこちなかった黄色い板の上でも問題なく使える。これまで使った限りではレーザーマウスとの差は感じらなかった。

 マウスの形状も、コンパクトなものが好きな筆者としてはサイズはちょうどよい。ただ、くびれの位置と4つめのボタンの位置が少し前過ぎるので握り方を少し変えないといけなさそうだ。マウスの形状は小さいものの、しっかり奥まで握ることを想定しているのかもしれない。

 また、モバイル向きのマウスのため、外にも連れ出してみると、これまた具合がよい。USBポートに接続する受信部が小さいので、ノートパソコンなどにつけっぱなしにできる。外で使う場合はBluetoothマウスを使っており、Bluetooth搭載パソコンなら受信部は不要なのだが、認識が面倒で、一度登録しても何かの拍子にパソコン側から見失ってしまうこともあり、手間取ってしまった経験が何度かある。限られた時間でささっと作業をこなさなければならないモバイル利用だからこそ、いつでも安定して使えることが重要。モバイル環境でもBluetoothマウスを見直そうかとも思った。

 ただ、Wireless Mobile Mouse 4000の受信部はマウス本体に収納でき、パソコンに装着しても出っ張らないのはいいのだが、形としては小さすぎる。すでに一度紛失しかけたので、出歩くときはパソコンに装着しっぱなしにするなど、取り扱いは十分注意しようと思う。

本体とUSBポートに装着する受信部があるグリップ部分のゴムには鱗のような模様があり、滑らずくっつかずのちょうどよい手触りだ
電池は単3電池を1本使用青いセンサーが光る
受信部は収納可能。押し込むと完全に内部に引っ込むノートパソコンに受信部を差し込んでも出っ張りはあまりない。指しっぱなしOKのレベルだ
ホイールはちょっと小さめ。マイクロソフトらしくカリカリというクリック感はない

 

製品名製造元購入価格
Wireless Mobile Mouse 4000マイクロソフト4410円

 

 

(江須田)

2009/10/23 06:00