7月22日の日食は「日食グラス」で観測しよう
世界天文年2009デザインの「日食グラス」 |
今年は世界天文年。イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いた1609年から400年の節目の年とのことだ。そんな中、日本でも日食が観測できる日があるという。7月22日に全国で部分日食、一部の島で皆既日食が観測できる。そこで今回は日食観測用のマストアイテムを紹介しよう。
「日食グラス」は太陽光中の有害な光を高いレベルでカットする遮光プレート「ソーラープロテック」を使用し、安全性に配慮した太陽観察機器だ。遮光性能に加え、本体形状等のさまざまな面で安全性への配慮がなされており、世界天文年2009日本委員会の“公式太陽観察器具”として認定されている。
基本的な使用方法は、つばのある帽子をかぶり、グラスの両側を包み込むように持って、できる限り目に近づけて太陽を観察する、となっている。観察時にグラスの外側から入り込む光に注意して観察する、ということだ。実際に昼間の太陽をグラス越しに見てみると、少し黄色がかった色の球体がしっかりと見えた。しばらくの間見続けていたが特に眩しさも感じることなく、遮光性能はさすがの一言だ。
説明書にも特に記述がなかったのだが、このグラスの両側には穴が開いている。飛び出す3Dメガネと同様に、ここには輪ゴムを通すべきだと判断し、とりあえず装着してみた。両手が自由になるのはいいのだが、このグラスを装着すると、その遮光性能から基本的に前が見えなくなるため、正直あまりメリットが感じられなかった。
またこのグラスの裏面には今年以降に発生する日食の予定が記載されている。今回の日食を観測した後にも来年再来年に再び出番が巡ってくるのだ。まずは今年、世紀の天文ショーをこのグラスでしっかり目に焼き付け(?)、記録と共に次回の日食まで大事に保管しておこう。
接眼面は黒。また、裏面には今後数年分の日食の予定が記載されている | せっかく穴が開いているので輪ゴムを使用して装着。とても不審な人物に見えてしまう |
製品名 | 製造元 | 販売価格 |
日食グラス | ビクセン | 1480円 |
2009/7/17 11:00