本日の一品
フランス発、おしゃれな失くし物防止タグ「Wistiki」
2017年3月16日 06:00
iPhoneユーザーの皆さん! 「iPhoneを探す」使ってますか? 筆者は一週間に一回はiPad Proを手に、おなじみの探査音をピコーンピコーンと鳴らしています。実にスマートな機能だと思います。
しかし、iPhoneに並んで家の中で見失いやすい鍵や財布はそこまでスマートではないため、いざ出かける段になってあれ? どこ置いたっけとムダな時間を食う羽目になりがちです。
そんな筆者が活用しているのが、フランス生まれの「Wistiki(ウィスティキ)」という、Bluetoothでスマートフォンと連動する紛失防止用のスマートタグです。
クラウドファウンティング発の製品で、筆者も応援者の一人として昨年、Wistikiシリーズの一つ「ヴォワラ!」を受け取りました。日本でも一般販売が開始されたそうなので、この機会にご紹介させていただきたいと思います。
使い方は簡単です。専用アプリ「Wistiki」をスマートフォンにインストールしたら、あとはWistiki本体を登録するだけ。あとはアプリを立ち上げれば、本体が「どちらの方向にあるのか」「どれくらい近くにあるのか」を表示してくれます。
ボタン一発で呼出音を鳴らすこともできます。けっこう大きな音が鳴るので、対象物が洗濯物や布団などに埋もれていても発見できると思います。音も単なるアラームではなくメロディなのですが、このメロディが実に軽妙というか珍妙で、味わい深いです。これがフランス人のセンスなのでしょうか……。
この「音を鳴らして失くし物を探す」というのがWistikiの基本的な使い方ですが、筆者がクラウドファウンディングで同製品を応援する気になったのが「逆発信」機能です。つまりWistiki本体のボタンを押すと、逆にスマートフォンから発信音を鳴らすこともできるのです。
1つのWistikiを、複数のスマートフォン端末、あるいは複数のアカウントに紐付けることもできるので、Wistikiから複数の端末を鳴らして探し出すことも可能です(ただし、ペアリングは1対1なので、探せるのは1台ずつ)。iPhoneと同じくらいiPadも家のどこかに置き忘れがちな筆者にとっては、まさにIoT様々と言えましょう。もっとも、最初から端末を置き忘れなければ良いだけの話ですが……。
ただ、Bluetoothと連動するという性質上、スマートフォンのBluetoothは常にオンにしておく必要があります。また、定期的にアプリ側で本体の所在を掴んでおかないと意味がありません。 このあたりはスマートフォンを使う製品である以上、当たり前だし仕方がないことだと思います。
しかし筆者が明確に不満だと思っているのは、Wistiki本体の電池交換ができない点です。公式には電池の寿命は約3年間とありますが、寿命が尽きたら単にちょっとおしゃれなキーホルダになってしまうというのは、いささか勿体なく感じます。命ある限りは使い倒そうとは思いますが……。
なおWistikiはシリーズとして、今回ご紹介したキーホルダ型の「ヴォワラ!」のほか、カード型の「ホップラ!」、メダル型の「アッハ!」という3つの形状があることを発表しています。
現段階で製品化を果たして手元に届いているのは「ヴォワラ!」のみで、一般発売されたのも「ヴォワラ!」です。
カード型の「ホップラ!」は財布に入れて、メダル型の「アッハ!」は飼い猫の首輪につければ完璧! と思っているものの、いつ届くのか分かりません(編集部注:「アッハ!」は3月24日に発売予定)。
2016年末予定と公式には記載されていますが、クラウドファウンディング発の製品に遅延は良くあること。首を長くして待ちたいと思います。
製品名 | 販売元 | 販売価格 |
---|---|---|
Wistiki「ヴォワラ!」 | Wistiki | 6,458円(税抜) |