本日の一品

デレステを快適にプレイしたいがために「ZenFone 3 Ultra」を買った

6.8インチのAndroidスマートフォン「ZenFone 3 Ultra」

 困った。愛用のAndroidタブレットで「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(以下、デレステ)のプレイ中に画面が一瞬止まったり、タップが認識されないなど、満足にプレイできない症状が頻発しているのだ。酷使しすぎたのか、最近はだんだん発生頻度が上がり、けっこうなストレスとなっている。

 そんな折、タブレットに近いサイズのASUS「ZenFone 3 Ultra」がタイミングよく登場し、これ幸いと入手した。価格は税込6万4600円。10連ガシャを1回3000円と仮定すると21回はできるし、PlayStation 4 ProとファイナルファンタジーXVを定価で買った場合でもまだお釣りがくる価格だが、デレステのためには仕方がない。

重さは実測234gだったが、それほど重さを感じない
5.2インチのHUAWEI P9と比較。今はあまり聞かないファブレットという表現が似合うサイズ感だ

 ZenFone 3 Ultraに買い替えた理由は大きく2つ。1つはチップセットに定番のクアルコム製「Snapdragon 652」を採用していたため。というのも、デレステは単にチップセットの性能が良ければ3Dグラフィックをキレイに描画できるというわけでないらしく、性能が高くてもマイナーなチップセットだと問題が発生しやすいと感じていたから。

 これまでに「Intel Atom Z3580」を積んだZenFone 2と、ファーウェイ独自の「Kirin 955」を採用したHUAWEI P9でデレステをプレイしたことがあるが、どちらも3Dグラフィックにジャギーが発生した。ZenFone 2はデレステ側で対処したのか、しばらく後にジャギーの問題は解消したようだが。

HUAWEI P9で撮ったMVのスクリーンショット。アイドルとの距離が遠いほどジャギーの粗さが目立つ
(c) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 というわけで、今回はできるだけメジャーなチップセットであるSnapdragonシリーズを採用するZenFone 3 Ultraを選んだ次第。ミドルレンジのSnapdragon 652なら十分なパフォーマンスを発揮してくれるだろう。

 もう1つの理由は、筐体の背面形状とディスプレイサイズ。ディスプレイサイズが5.5インチくらいまでだと、スマートフォンを両手に持って親指でプレイするスタイルになると思うが、筆者は親指でのプレイがどうも苦手。机の上にスマートフォンを置いて親指以外でプレイしようにも、ZenFone 2のように背面がカーブを描いたフォルムだと、タップのたびにぐらついてしまう。できるだけ背面形状がフラットなものがデレステには最適なのだ。

 指の届きやすさという意味でも、ディスプレイは小さすぎず、大きすぎないのがベター。これまでの経験上、7インチクラスのものが妥当ではと思い、背面形状、サイズともにZenFone 3 Ultraはちょうどしっくりきそうだった。

さすがに「ZenFone 3 Ultra」を持った状態での親指プレイは厳しい
背面は完全にフラットというわけではないが、机上に置いてぐらつくことはなかった

 で、ZenFone 3 Ultraをしばらく使ってみたが、映像に関しては言うことなし。3Dグラフィックはキレイに、ぬるぬると滑らかに動く。ディスプレイ解像度がフルHDなので、ディスプレイサイズを考えるともうちょっと高精細ならなお良かったが。

 端末によってはプレイ中の表示モードを「3D標準」にすると挙動に悪影響が出ることもあると聞くが、ZenFone 3 Ultraでは問題ない。しかし、ディスプレイの発色が派手なようで、タップ対象のアイコン(ノーツ)は見失いがち。いつの間にかアイドルの方を注視してしまい、ちょっとプレイしにくい時がある。「3D標準」モードは処理負荷も高そうなので、やはり視覚的にも処理的にも表示モードは「2D軽量」にしておくのが良さそうだ。

「3D標準」モードでのプレイ画面。仕方ないことだが、ついアイドルを見てしまう
(c) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 デバイス内の温度やCPUの使用率が高いとタップや長押しの判定に漏れが起こりやすいとも言われている。そこでデバイス内の温度を常時表示するアプリを使って監視しながら、記事執筆時に開催していたオンライン協力イベント「LIVE PARTY!!」で15曲連続でプレイしてみた。

 参考までにノートの落下速度は8.9、タイミング調整は17に設定し、イベントの難易度はMASTERでプレイ。さらに、本体には滑り止め代わりのTPUケースを装着している。影響があるかどうかははっきりしないが、端末設定の開発者向けオプションである“GPUレンダリングを使用”を念のため有効化しておいた。

 結果としては、プレイ前の温度は21度だったが、5曲目プレイ終了時には28度。9曲目終了時には30度となり、その後は12曲目終了時まで30度で安定。15曲目終了時は31度だった。おまけに2曲続けてプレイしたところ、33度まで上昇した。30度になってから若干判定がシビアになった気がしたのと、実感できるほどの極端な判定漏れは11曲目と12曲目で何回か起こった程度。それ以外は33度の状態でプレイしていても問題はなく、動きがカクカクするようなこともゼロだった。

CPUの各コアの平均をグラフ化しているのか、1つのコアのグラフのみ表示しているのかは不明
RAMもほとんど推移に変化はない

 CPU/RAMの使用率の検証に当たっては、バックグラウンド監視の状態で、温度を表示したまま先ほどと同様に12曲連続でプレイしてみた。30度に達するタイミングが7曲目と少し早まったものの、グラフ上はCPU/RAMの使用率に大きな変化は見られない。ただ、温度が26度の時に1曲、30度の時には2曲、大きな判定漏れが見られたのは気になる。CPUのクロックごとの変化も監視してビジュアル化したいところだが、そのようなアプリは見つけられず断念した。

各コアの使用率を常時表示するアプリを使ってみたが、表示が邪魔でいつも通りにプレイできないのが難点
(c) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 今回のイベントは他の“プロデューサー”(デレステユーザー)と一緒にプレイする形式なので、通常プレイとは負荷が異なるかも、と思い、10曲連続で通常プレイしてみたが、その時も温度変化に大差なし。判定漏れも起きなかった。ZenFone 3 Ultraでは30度を超えても判定漏れは起きにくいが、一度プレイを中断し、デバイス内の温度を下げた方がハイスコアを更新しやすいかもしれない。

30度を超えても判定漏れは起きにくく、フルコンボも狙える
(c) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 ディスプレイサイズが6.8インチで、8インチだった以前のAndroidタブレットより小さくなってまだ少し違和感はあるが、プレイ自体はしやすくなった。例えば、筆者はMASTER難易度の「Tulip」において、隣接したノートが階段状に出現する部分がとくに苦手だったのだが、ZenFone 3 Ultraになってからは突破率が格段に上がっている。このまま頑張れば腕前の指標となる「PRP」も上がりそうかな、と淡い期待を抱いている。

 もし、ZenFone 3 Ultraでデレステをプレイするなら、筆者がつまづいた点とその対策もぜひ参考にしてほしい。1つは画面の向きの固定だ。強めにタップするとまれに画面の向きが回転することがあったので、ゲーム内「メニュー」→「システム設定」にある「画面表示設定」内の「右側(左側)を上にする」にチェックを入れておくと良い。また、熱中しすぎて照度センサーを不意に手や指で隠してしまい画面が暗くなるのを防ぐため、本体側の設定で画面の明るさは固定しておこう。

 というわけで、これからは「ZenFone 3 Ultra」を相棒にますますデレステに熱中することになるだろう。そして、いつかはいっぱしのプロデューサーになりたいと思っている。

製品名販売元購入価格
ZenFone 3 Ultra(ZU680KL)ASUS6万4584円