本日の一品

意外と見かけない「microUSB+Lightning+Type-C」の三叉ケーブル

 月に最低でも2回は秋葉原のパーツ通りを散策する筆者は、新製品のケーブルやスマートフォンアクセサリーのようなガジェットは、値段が安価なものであれば、もしもの場合を考えてひとまず買っておく。

 今回はそんな悠長な雰囲気ではなく、必要に迫られて秋葉原の裏通りのパーツショップへと足を向けた。

ありそうで無かった組み合わせの3in1 マルチUSBケーブル

 先月まで、筆者のメイン端末は、iPhone 6 PlusとGalaxy S7 edge、iPad Proの3台だったが、今月から新しくHUAWEI P9が加わり、今までのmicroUSBケーブルとLightningケーブル以外にUSB Type-Cケーブルも必要になってしまった。

 USB Type-CケーブルはLightningケーブル同様、表面と背面の区別が無いため、デバイスへの挿入時に向きを気にする必要がなく、きわめて便利だ。しかし、国内外の出張をはじめ、日頃から頻繁に訪れるオフィスなどにもUSB Type-Cケーブルを新しく買って置いておかなければ、運用上は不便極まりない。

秋葉原にも、様々なプラグ・コンビネーションのケーブルはあるが、Type-C/microUSB/Lightning対応の3in1はレアだ

 できれば秋葉原などで売ってるmicroUSBポートが2個の二股ケーブルや、Lightningを含む新旧のプラグを3つほど備えたiPhone/iPad用の三叉ケーブル、一本のケーブルで、microUSBプラグとLightningプラグの差し替えを可能にしたケーブルなどと同じように、microUSB+Lightning+Type-Cの3種類の異なるプラグスタイルを一本のUSBケーブルで実現している商品を探そうと考えた。

 思い立ったが吉日、速攻で秋葉原のいくつかのお店を探索してみたが、本稿を執筆している7月頃には、希望のケーブルはどこにも見当たらなかった。まだUSB Type-Cプラグがそれほどポピュラーで無いからかも知れないが、筆者の購入したHUAWEI P9の登場や、今後のコネクターテクノロジーを見据えると、明らかにAndroid系は向きを気にせずに使えるUSB Type-C系に向かうことは確かだろう。

左から、Type-C、microUSB、Lightning

 microUSBからUSB Type-Cへの移行期には間違いなく、あちこちから登場して来るだろうが、今回は結局、秋葉原では見当たらず、ネットを探してやっと目的のケーブルが見つかった。

 最終的に自宅用、出張用、オフィス用と3セットのケーブルを購入したが、最初の一本は国内のWEBショップから送られてきたので2日ほどで到着。残りの2本は香港から直送だったので国際郵便で1週間ほど後に送られてきた。

あちこちで使うケーブルの標準タイプとしたいので3本買ってしまった
筆者の標準的な充電風景は、1本のケーブルでこんな感じになった

 実際に筆者のHUAWEI P9(Type-C)とGalaxy S7 edge(microUSB)、iPad Pro(Lightning)の3つを同時に繋いで充電してみたが、特に問題もなく充電でき、iOSからのエラーメッセージも出なかった。

 USB/ACアダプター側のスペックによっては、同時に3台の充電は不可能なことが多いので、給電能力に余裕のあるUSB/ACアダプターを用意したい。

 また、秋葉原やWebショップでもよく目にする各種のプラグ変換アダプターを合わせて利用すれば、クライアントデバイスの組み合わせの幅も増えて、その時々で柔軟な対応が可能だ。

プラグサイズ変換アダプターを何個か持っていると対応組み合わせ幅が増えて便利
変換アダプターを応用すると、microUSB対応のAndroidスマホが2台とType-C対応のP9の3台にも対応可能だ

 特別なことのない限り、今後は、多くのコミュニケーションデバイスのコネクターがUSB Type-Cに統一されていくコネクター変革期に入るが、しばらくはいろいろなシチュエーションで役立ちそうなマルチUSBケーブルだ。

製品名購入先購入価格
3in1 マルチUSBケーブル Type-C/microUSB/Lightning対応Amazon900円前後