「レインポスター」で手軽に“痛傘”

　最近ビニール傘が盛り上がりを見せているようだ。百貨店でも英国エリザベス女王が愛用しているビニール傘や高級ブランドのものを販売し、イオンでは生地部分を着せ替えできるビニール傘を販売している。

　一方でビニール傘はよく失くなる。コンビニなどの傘立てに置こうものなら、取り間違えられてどこかへ消えていく。そんな悲しい事案を回避するであろうアイテムを、カプセルトイで見つけた。それが一回300円のガチャ「Splatoon レインポスター」だ。

　キャラクターの描かれたPVC製の三角形型のポスターを傘につけ、アレンジが楽しめるという商品。絵柄によっては“痛傘”と呼ばれる、大変個性的な傘になるが、趣味を前面に押し出すことで傘の紛失を免れられるかもしれない。筆者にとっては願ったり叶ったりだ。

　使い方は、傘の先端である石突部と露先に引っ掛けるだけ。今回購入した「Splatoonレインポスター」の場合、傘の適合サイズは50、55、60cmとなっている。「艦これ」など他作品のものでは「BIGレインポスター」という商品名で、55、60、65cmの傘に装着できるものもある。最近のコンビニのビニール傘には、大きめサイズの65cmや70cmのものがあるので、そこは要確認だ。

先端の輪を露先に付けるだけ。

　ガチャで出した分だけ全部装着してみた。なかなか派手で良いじゃないか。4枚つけていても、重さは気にならなかった。

すっかりイカだらけの傘

　難点は傘をたたんでいる時間が長いとPVC製のレインポスターがしわしわになってしまうこと。また、1枚だと問題はないが、4枚もつけていると、かさばって留め具のバンドの長さがぎりぎりになってしまう。傘全体に8枚のレインポスターを使うときっとかっこいいぞと思っていたが、やってみると傘をたたむのは無理かもしれない。1枚装着がやはり無難なのか。

　ビニール傘にレインポスターをつけるだけで、愛着ともっとカスタマイズしたい欲が湧いてきた。これなら盗難防止に加え、うっかり置き忘れてしまうことも減るだろう。

　いくつかの作品はあるものの、筆者の好きなあの作品もぜひレインポスターになってくれないものだろうか。タカラトミーアーツさん、今後もいろいろな作品でのレインポスターの発売をお待ちしております。