てっぱんアプリ!
人工知能を活用した「Microsoft Translator」。翻訳はもちろん文字起こしにも?
2017年6月2日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Microsoft Translator
開発者: Microsoft Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS 9.0 以降、Android 4.3 以上
カテゴリ: 仕事
ダウンロード: iOS Android
人工知能技術を採用したことで、精度の高い翻訳が可能になったという「Microsoft Translator」。他の翻訳アプリも人工知能を利用するなどして、より自然な翻訳結果が得られるようになってきているが、この「Microsoft Translator」はどんな風に使えるのか、チェックしてみよう。
入力している途中からリアルタイムに翻訳
「Microsoft Translator」は、入力した言葉をリアルタイムに他の言語に翻訳してくれるマイクロソフト公式の翻訳アプリ。60以上の言語の相互翻訳に対応し、そのうち日本語や英語を含む一部の言語は、人工知能技術を用いることでより高い精度で翻訳が可能になっている。
キーボード入力、音声入力のいずれかを選び、翻訳元と翻訳先の言語を指定することで、入力途中やしゃべっている途中から逐次翻訳してくれる。撮影した写真内の文字を翻訳する機能もあり、翻訳結果は合成音声で再生することも可能だ。
ボイスメモの文字起こしにも使える
音声入力を使用する場合、従来の翻訳ツールは、単語や文節ごとに区切り、できるだけはっきり発音しなければ正しく認識しないことが多かったが、本アプリは普段通りのやや早口な話し方でも高精度に認識してくれる。端末にもよるが、大きめの声でしゃべることさえ心がければ、屋外で外国人とやりとりするのも苦労しないだろう。
本アプリの面白い点は、翻訳元と翻訳先の言語を同一に設定できること。たとえば日本語から日本語へ翻訳するように設定した場合は、音声入力した日本語がそのまま文字起こしされることになる。翻訳(文字起こし)結果は共有機能で他のアプリと連携できるため、ボイスメモを残すイメージでしゃべって、その後Evernoteなどにテキスト保存する使い方も便利かもしれない。
なお、しゃべっている間に小休止があると、そこでいったん翻訳処理が途切れてしまう。途切れずに翻訳処理を続けたいときは、音声認識を始めるボタンを押しっぱなしにしよう。