スタパ齋藤の「スタパブログ」

 半年に一度程度のペースで小さな困り事が発生します。それは「抜けない!!」ということ。

 たとえば先日、家庭用ドライバーセットの1本を、その専用グリップに差し込んで使ったら、抜けなくなりました。固着状態。素手では抜けません。抜こうと四苦八苦しましたが、手が痛いわ汗だくになるわで、らちがあきません。

 それから、最近はあまりナイのですが、釣りの継ぎ竿(2ピースロッドやパックロッド)が抜けなくなること。竿の継ぎ目が固着して抜けなくなり、コンパクトにしまえなくなるわけですな。これもまあ抜けないときはホント、抜けません。

 こういうときに役立つグッズとして、継ぎ竿を抜くためのラバーシートがあります。最近はあまり見かけませんが、上記のような問題をアッサリと解決できる「差し込んで固着した双方をガッチリ掴んで引き抜くためのラバーシート」ですな。ワタクシも、同様のシートを持っていました。

 が、久々に使おうとしたら、ラバー部分がベタベタに。樹脂が加水分解するのと同様に、柔らかくなっていて、表面がベタついています。使ってみたら破れてしまいました。

 あ~ら困った、でも同様のシートは釣具屋とかで売ってるだろう、と思って買いに行ったら、どの店でも「今はそういうのはナイですね~」と。理由はわかりませんが、上記のようなラバーシート、ホントに全然見かけません。

 ホームセンターにならあるかも? と思って見に行きましたが、良さそうなのはありません。シリコン系の鍋敷きにもなるし瓶の蓋も開けられる的なモノはあるんですが、軽く試すと滑るんですな。強固な固着、とくにドライバーとグリップとか、継ぎ竿とか、そういう細いモノには使えなさそうです……っていうか実際買って試しましたが使えませんでした。細モノ固着には通用しない感じ。

 そこで試してみたのが、ゴム手袋。モノは、ショーワの「グリップカーボン」です。作業用のゴム手袋ですが、これが、細モノ固着の引き抜きに物凄い実力を発揮しまくりでした!!

 何しろもう、抜き放題。継ぎ竿だろうがドライバーだろうが、固着状態からアッサリ引き抜けます。多くのケースにて一発で抜けるので、その反動で肘をどこかにぶつけないようにしないと危険な感じ。硬いねじ式のフタもズギャッと回せたりして痛快です。

 コレ、たまたまホームセンターで見かけて「こういうので抜けるかな?」と試しに買ってみたんですが、ラッキー、大当たりでした。一家に一双あると便利かも。オススメ……ですが、ややゴム臭く、ゴム部分の油分が多めなのか若干ベタつく感じではあります。

ショーワの「グリップカーボン」。軍手の手のひら~指の部分にラバーを塗布したような感じのゴム手袋です。手へのフィット感も良好。
ゴム表面には細かなシワのような模様があり、これにより強烈なグリップ力を発揮するのだと思われます。軽く臭く、軽く油っぽい感じ。
うかちゃんはゴムのニオイが嫌いなの。ぼぼぼ、ぼくはゴムのニオイを嗅ぐと「オエッ」てなるからシーバください。ニャ。ニャ。的な。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。