スタパ齋藤の「スタパブログ」
使い方×3パターンのテーパーリーマー
(2015/4/13 06:00)
ちょっと変わったテーパーリーマーを買いました。テーパーリーマーとは、板などにドリルで開けた穴を広げるときに使う工具です。「ちょっと変わった」というのは、3パターンの使い方ができるというところ。
Amazonで買ったんですが、具体的にはビッグマン工作所(Bigman)の「六角軸テーパーリーマー 3~12ミリ 2WAYハンドル付 BTR-1」と「六角軸テーパーリーマー 10~22ミリ 2WAYハンドル付 BTR-2」です。開けられる穴のサイズ違いですな。前者が2150円で、後者が2405円でした。
で、前述の「3パターンの使い方」ですが、写真のとおり、よくある(T型)のテーパーリーマーとしても、ドライバー型のテーパーリーマーとしても使えます。さらにリーマーの根元が6.35mm六角軸シャンクになっているので、6.35mm六角ビットを使える電動ドライバーにセットしても使えます。もちろん、6.35mm六角ビットを使えるドライバーグリップにもセットできます。
使用感ですが、まずドライバー型として使ったとき、あまり硬くない対象素材への穴開けがスムーズで快適。T字型のテーパーリーマーよりクイックに回せてイイですな。
T型として使った場合も、T字部分が細い金属棒タイプのものよりもラク。力を込められますし、手が痛くなりにくくてイイです。硬い素材にグリグリと穴を開けられます。
ちなみに、ドライバー型のときもT字型のときも、リーマーはグリップに磁力で吸着されます。リーマー部分がまずまず抜けにくいのも便利です。
電動ドライバーにセットして電動で使った場合ですが、プラスチックなど柔らかめの素材だと物凄くスピーディーに穴が開くので非常に快適。いったん知ると後戻りできない快適さです。この使い方ができるテーパーリーマーは以前から持っていたんですが、その製品にはグリップが付いていませんでした。
これまで、リーマーでの穴開け(穴拡張)作業って、対象素材の細かな切りくずが出るわ、手が痛くなるわ、時間がかかるわで、率直な話、リーマー作業全体が嫌いでした。が、電動工具で使えるリーマーを使ってから嫌い度合いが少し下がりました。そして今回紹介したリーマーを使ったら、またさらに少し、リーマー嫌い度が緩和されました。こういう一般向けの多機能リーマー、もっと増えるといいですな。