スタパ齋藤の「スタパブログ」

 ちょっと変わったテーパーリーマーを買いました。テーパーリーマーとは、板などにドリルで開けた穴を広げるときに使う工具です。「ちょっと変わった」というのは、3パターンの使い方ができるというところ。

 Amazonで買ったんですが、具体的にはビッグマン工作所(Bigman)の「六角軸テーパーリーマー 3~12ミリ 2WAYハンドル付 BTR-1」と「六角軸テーパーリーマー 10~22ミリ 2WAYハンドル付 BTR-2」です。開けられる穴のサイズ違いですな。前者が2150円で、後者が2405円でした。

 で、前述の「3パターンの使い方」ですが、写真のとおり、よくある(T型)のテーパーリーマーとしても、ドライバー型のテーパーリーマーとしても使えます。さらにリーマーの根元が6.35mm六角軸シャンクになっているので、6.35mm六角ビットを使える電動ドライバーにセットしても使えます。もちろん、6.35mm六角ビットを使えるドライバーグリップにもセットできます。

 使用感ですが、まずドライバー型として使ったとき、あまり硬くない対象素材への穴開けがスムーズで快適。T字型のテーパーリーマーよりクイックに回せてイイですな。

 T型として使った場合も、T字部分が細い金属棒タイプのものよりもラク。力を込められますし、手が痛くなりにくくてイイです。硬い素材にグリグリと穴を開けられます。

 ちなみに、ドライバー型のときもT字型のときも、リーマーはグリップに磁力で吸着されます。リーマー部分がまずまず抜けにくいのも便利です。

 電動ドライバーにセットして電動で使った場合ですが、プラスチックなど柔らかめの素材だと物凄くスピーディーに穴が開くので非常に快適。いったん知ると後戻りできない快適さです。この使い方ができるテーパーリーマーは以前から持っていたんですが、その製品にはグリップが付いていませんでした。

 これまで、リーマーでの穴開け(穴拡張)作業って、対象素材の細かな切りくずが出るわ、手が痛くなるわ、時間がかかるわで、率直な話、リーマー作業全体が嫌いでした。が、電動工具で使えるリーマーを使ってから嫌い度合いが少し下がりました。そして今回紹介したリーマーを使ったら、またさらに少し、リーマー嫌い度が緩和されました。こういう一般向けの多機能リーマー、もっと増えるといいですな。

ビッグマン工作所の2WAYハンドル付き六角軸テーパーリーマー。ハンドルに対してリーマーを2パターンで装着して使えます。装着はマグネット式。
リーマーの根元が6.35mm六角軸シャンクになっていますので、これに対応した電動工具にセット可能。穴開け作業を電動でできちゃうのでラク~♪
ニーマーってニャにかしら。穴らしい。うかちゃんは穴に潜るのが好き。ぼくは穴に潜って出てきてシーバを食べるのが好き。ニャ。ニャ。的な。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。