心拍数を制御して体力の残量を調節

2010年9月22日 06:00
GARMIN(ガーミン)のEdge705日本版。自転車用GPSマップ/サイクロコンピュータで、速度/ケイデンス/心拍数などを表示できる

 GARMINのEdge705というGPSマップ内蔵サイクロコンピュータを使用中の俺だが、何かとイイのが心拍数を逐一チェックできる点である。

 スポーツ用の心拍計と言えばポラールのものが有名だが、Edge705にも心拍計の機能がある。Edge705は自転車の速度やクランクの回転数など走行データが表示されるサイコンで、それら数値とともに現在の心拍数も表示されるんですな。

 で、この心拍数表示、何がイイか? 理屈っぽい言い方をすれば、強度を制御しつつ運動できることだ。

 たとえば心拍数によって、脂肪が燃えやすい、持久力が付きやすい、筋肉強化の効率がイイ、てなことが変わってくる。具体的な数値は人によって違うが、拙者の場合なら心拍数が125~150程度だと脂肪燃焼の効率が良い運動強度になるようだ。それを越えると持久力UPに向く強度になる、といったイメージ。

 ともあれ、心拍計を使えば現在どういう効果がある運動をしているのかを把握できるわけですな。逆に、心拍計を使わないと、たとえば有酸素運動で脂肪を燃焼させてるつもりが、なーんか筋肉ばっかり強まって体がゴツくなっちゃった、てなことも起こり得る。

 で、拙者の場合、心拍計を使い始めてからわかったんだが、心拍計使用以前はどーも持久力~筋力UPの強度でサイクリングを続けていたもよう。確かに持久力も筋力も付いた。が、イマイチ体重が減らなかった。体脂肪率は少しずつ下がっていたが、恐らく筋肉量が増えたので、体重は少々しか減らなかったものと思われる。

 心拍計を使い始めてから、結局「あ、なんか以前は運動強度が強すぎだったっぽい」とわかり、有酸素運動になるように心拍(=運動強度)を抑えてサイクリングを続けた。ら、以前よりもスムーズに体重が減っていく感じに。とか書いてて急にまた太ったらアレなんですけど、心拍数を把握しつつ運動することで、効率よく脂肪を消費しているのを実感できている拙者である。

 あと、体力を残すのか使い切るのかをコントロールできるようになったのもオモシロい。てか便利。つーか拙者的サイクリングの可能性が高まった感アリ。

 多少は経験が要るんだが、具体的にどーゆーコトかと言うと、たとえば50kmの距離を走った後に残っている体力/気力を調節できたりするのだ。以前は、テキトーに走ってたので、合計50km走行における45kmあたりからミョーに疲れてきたとか、45kmあたりでもまだ足腰元気とか、残る体力/気力もまちまちであった。

 が、心拍数を把握しつつ走行している現在、「走行後に仕事あるから疲れないように」とか「走行後はシャワー浴びて寝るだけだから体力全部使おう」てなコトが可能に。もちろん、その距離なり時間なりを十分走れる体力があり、かつ、自分の場合はどーゆー心拍数でどういうふーに体力が使われるのかを感覚的に知っておく必要はある。

 以前、奥多摩湖に行ったとき、ペースがよくわからず途中でバテて何度も休んだという記憶がある。しかし、恐らくたぶん、心拍数を把握しつつなら、バテずに奥多摩湖まで行けそうな気が。今度実際試してみたいと思う。

Edge705に付属する心拍センサ-。これを素肌の胸部に装着する。心拍データは無線でEdge705に送られる猫は心拍数が高いかもしれないわね。しれないよね。でも測ったことはないわね。ありません。みたいな