みんなのケータイ

スターバックスカード

 大のおサイフケータイ好きで、行きたいお店やタクシーもおサイフケータイに対応しているかどうかで選ぶことも多い筆者ですが、電子マネーに対応していないお店もまだまだ数多くあります。お財布を取り出す面倒を少しでも省きたい、との思いで、電子マネーに加えてスターバックスの「My Starbuck」にも入会することにしました。

 My Starbucksは、スターバックスが提供する会員サービスの名称。オンラインストアやメールマガジン、セミナー案内といった会員向けサービスのほかに、入会することで専用プリペイドカード「スターバックスカード」による支払いシステムも利用することができます。

 カードはプラスチック型の専用カードのほか、おサイフケータイに対応した「モバイルスターバックスカード」、さらにはおサイフケータイが利用できないiPhone向けに、FeliCaチップを内蔵したiPhoneケース型の「STARBUCKS TOUCH」を販売するなど非常に幅広いラインアップ。筆者の場合はメインで使っているスマートフォンがAndroidなので、おサイフケータイアプリを使ってモバイルスターバックスに登録することにしました。

F-02HをMy Starbucksに登録

 スターバックスカードは事前に金額をチャージしておくプリペイドシステムで、支払いはクレジットカードまたはキャリア決済に対応。1000円以上であれば1円単位で入金することができ、オートチャージにも対応しています。なお、EdyやSuicaのような専用アプリ型ではなく、ヨドバシカメラの会員カードのように専用アプリは使わずブラウザでチャージする仕組みになっています。

 スターバックスは都内に数多く店舗があり利用頻度も高いこと、いざというときに残金がないとおサイフケータイの便利さがないことを考えてオートチャージを設定。指定金額を切ったらチャージ、という設定もできるのですが、指定金額は1000円、3000円、5000円の3種類。1000円を切ってからオートチャージがされるまでの間だと、コーヒー2つくらいの値段を支払えない可能性もあるな……、と考えた結果、3000円を切るごとに3000円チャージ、という設定で運用することにしました。

1000円以上であれば1円単位でチャージ可能
支払いはクレジットカードとキャリア決済に対応

 SuicaやEdyなどといった電子マネーに比べてスターバックス専用にチャージしなければいけないものの、財布を取り出してやりとりする手間に比べれば圧倒的に便利。スターバックス愛好家というわけではないのですが、それでも時間をつぶしたり、カフェで作業をしたいというときにスターバックスはよく利用するため、専用でチャージしても十分に便利です。

オートチャージの設定

 なお、利用にはいくつか注意するところもあります。1つはオートチャージが指定金額を切ってからではなく、指定金額を切った翌日の午前中に入金されるということ。あまり頻度は高くないかもしれませんが、1日に2回スターバックスを利用し、1回目に指定金額を下回った場合、オートチャージされないまま2回目の支払いをする、という可能性もあります。筆者は実際にこういうシーンに遭遇したことがあり、その場で残額をチェックしておいたので自分でチャージしましたが、いざというときに備えてチャージ金額は少し多めにしておくほうが便利そうです。

 また、機種変更の際は新しい端末をマイスターバックスに登録し、以前の端末から残高を移行する必要があります。カードを複数登録することもできるので、それぞれ個別にチャージすることもできますが、基本的にはメインのカードに集約しておいたほうが便利ですので、機種変更の際には忘れずに残高を移行しておくことをお勧めします。

 場所によってはSuicaが利用できるスターバックスの店舗もありますが、スターバックスなら必ず使える、という安心感はとても大きく、オートチャージのおかげでいちいちチャージすることも意識しないで済むためとても便利。スターバックスを月に一度くらいは使う人であれば十分にメリットがありそうです。