みんなのケータイ
月額980円プランでNexus 5を使い始めました。
【Nexus 5】
村元正剛
(2014/1/7 06:00)
Nexus 5を購入した。Google Playで直販されるモデルと、イー・モバイルが販売するモデルと、どちらを選ぶべきか少々迷ったが、前者を選んだ。最近、少しずつではあるがSIMロックフリーのスマートフォンやタブレットが増えてきている。いろいろな端末に差し替えて使えるMVNOのSIMカードも持っておきたいと思ったのが、前者を選んだ理由だ。
過去に、レビュー用に借りたSIMロックフリーのスマートフォンやSIMカードを試用したことはあるが、自腹でこれらを購入するのは初めての経験だった。今回は、その感想などを書かせていただきたい。
まず、端末の購入だが、これは驚くほど簡単だった。Google PlayからNexus 5の販売ページに飛び、買いたいモデル(筆者は16GBのホワイトを選択)を指定して、価格表示(3万9800円)をクリックするだけ。Google Playには、あらかじめクレジットカード情報を登録していたので、すぐに購入確認のメールが届き、それから3日後に端末が届いた。
SIMカードは、どのサービスでも、さほど料金やサービスに差がないように思えたので、NECビッグローブの「BIGLOBE LTE・3G」を選んだ。月額980円でLTE(下り最大112.5Mbps)を月に1GBまで使える「エントリープラン」にした。別途、申込手数料として3150円が請求されたが、これも他社サービスとほぼ同額だ。SIMカードも端末と同じ日にネットで申し込んだのだが、NECビッグローブから契約内容の説明書や会員証などを届いたのは5日後だった。
しかし、封筒の中のどこを探しても、肝心なSIMカードが入っていない。同封されていた書類に目を通していくと、SIMカードは別便で約2日~1週間で届く旨が記されていた。それから3日後に、SIMカードが到着。つまり、端末とSIMカードの両方をネットで注文してから、ようやく8日後に、買った端末でLTEが使えるようになったという次第。正直、ちょっと待たされた感はあった。すぐに使いたいなら量販店で購入すればいいのだろうが、ネットで購入する場合でも、SIMカードが届くまでの期間がもうちょっと短縮化されるといいなぁと思った。
SIMカードは、NTTドコモのXi向けのSIMカード。さっそく、Nexus 5に挿し込んで使おうと思ったのだが、郵送されてきた資料の中に、設定に関する資料は見当たらず……。といって、SIMカードを挿すだけで使えるというわけでもない。BIGLOBE LTE・3Gの場合、Webサイトの会員サポートページに端末ごとの接続設定が紹介されているのだが、「Nexus 5」という機種名は見つかったものの、設定方法は未掲載だった(12月上旬現在)。どの端末でも設定方法に大きな違いがあるわけではないので、他機種での設定方法を参照し、1分もかからぬうちにアクセスポイントの設定を終え、LTEに接続できた。しかし、モバイルネットワークについて多少の知識がないと、ここで戸惑うのではないかとも感じた。
購入から使い始めるまでの率直な感想としては、端末もSIMカードも、まさに“気軽に買える”という印象。わざわざ店に足を運ぶ必要がなく、店で長い説明を聞かされることがないのは非常に楽チン。しかも、Nexus 5の場合は、端末価格が手頃なこともあり、端末+SIMカード利用のトータルコストも、かなり安いと思える。
11月22日からアップルがSIMロックフリーのiPhoneの販売を始めた。12月14日からNTTコミュニケーションズがコンビニでプリペイド式のSIMカードの販売を開始したことも話題になった。2014年は、日本でもじわじわとSIMフリー市場が広がっていくのではないかと思う。1枚の、しかも安いSIMカードをいろいろなSIMフリー端末に差し替えて使えるようになればいいのになぁ。そうなれば、筆者のようなモバイルヲタには大助かりだよなぁ、と期待している。