みんなのケータイ

 「GALAXY S4 SC-04E」には、「GALAYX Note II SC-02E」などでもお馴染みになっていたフリップカバーが純正アクセサリーとしてラインナップされているが、その中でもさらに注目なのが、「GALAXY S4 SC-04E」向けに用意されている、小窓付きの「S View カバー」だろう。発売当初は店頭価格が8980円ということで「高い……」と唸っていたが、最近は大幅に値下げして販売している店舗もあるようだ。当初の価格で諦めていた人は再度チェックしてみることをオススメする。

「GALAXY S4 SC-04E」と「S View カバー」

 また、発表時はホワイトとブラックのみと案内されていたが、順当にカラーラインナップが拡大されたようで、イエローなど本体のラインナップにはなかなか望めないカラー展開も魅力だ。というのも、「S View カバー」の特徴のひとつは、端末本体の背面カバーを交換する付け替え式だからだ。ノーマルな状態の背面カバーと比較すると、少し厚みは増すものの、かぶせるタイプのカバーとは違い、カバーを付けていない時と同様の綺麗なシルエットになる。背面の耐衝撃保護、という意味ではあまり期待できないが、ディスプレイ側は固めのカバーで覆われるので安心感はある。

 カバーに内蔵された磁石でカバーの開閉を検知し、小窓に専用の表示を行うのも便利。フィーチャーフォンのサブディスプレイのような使い方ができ、着信時はそのまま通話も可能。通話に使うスピーカー部分にはしっかりと穴も設けられている。

 細かな点だが、少し残念なのは、ディスプレイ側のカバーは、パチっと固定できるわけではない点。勝手に浮き上がることはないが、ポケットなどへの出し入れの際にグニグニとズレる感触があるのは好みが分かれる点かもしれない。一方、グルンと裏返しても問題なく使えるヒンジ部分の柔軟性はなかなかのもので、手で握って普通の感覚で使えるというのは、カバー付きの状態では実は貴重なことだと思われる。

 純正アクセサリーということで、一体感のあるデザインで、使い勝手は上々。手軽にガラッとイメージを変えられるため、「汚れたら、別の色に変えてみようか……」などと考えている。

パッケージから取り出したところ。背面カバーの外し方と取り付け方がシールで貼ってある
「S View カバー」単体、内側
「S View カバー」単体、外側
小窓部分は空洞ではなく透明なパネル
逆光で透かしてみると、小窓の下、ヒンジ近くに丸い磁石が確認できる
「GALAXY S4 SC-04E」の背面カバー(右)を外し、「S View カバー」と交換する
「GALAXY S4 SC-04E」に「S View カバー」を装着したところ
右側面
USB端子付近
左側面。ボリュームキーがカバーのヒンジ部分に覆われているが、素材が柔らかいため、このままでも上から押すことができる
純正アクセサリーらしく綺麗にフィットする形状
カバーのヒンジ部分は柔らかく、そのまま裏返せる
開いたところ
閉じると小窓に専用の画面が出現。ディスプレイの見えていない部分は消灯し、省電力で駆動するという
カバーを閉じた状態でも通話できるように、音声通話用スピーカーを塞がないスリットも
サムスンから提供されるアクセサリーということで、デザインは若干異なる
当初に装着されている背面カバー(右)と比較すると、「S View カバー」は若干厚みが増す。カメラ周辺のもりあがりで増した厚みが分かる