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 Nokiaはこの5月にLumia 925、Lumia 928という2つの上位モデルを発表した。このうちLumia 928は北米Verizon向けなので他国からの購入は難しいものの、PureView技術を採用した高画質なカメラはそのままにキセノンフラッシュを搭載した点が大きな特徴だ。日本でも以前発売されたNokia N82がキセノンフラッシュを搭載していたが、暗いところでも明るく自然光に近い状況で撮影できるのが大きな利点だった。Lumia 920のカメラ性能に不満はないものの、キセノンフラッシュでの夜間撮影の威力は大いに気になるところだ。

クールな色合いでイメージの変わったLumia 925

 一方、Lumia 920の実質的な後継機となるのがLumia 925だ。なんといっても本体重量が139gと、約25%も軽量化されたのがうれしい。側面のアルミ素材のルックスやホワイト、ブラック、グレーのモノトーンなボディーカラーから感じるメタリックなイメージも今までのLumiaシリーズとは違ったクールなイメージだ。ここまで外見の雰囲気が異なるモデルを出したということは、Lumia 920もしばらくは平行して販売されるのだろう。Limia 925の色合いはスーツにも似合うので、ビジネスで活用したい人にもお勧めだ。

 さて、Lumia 920発売されたのは昨年の秋だった。それから半年で早くも新製品が出てくるのはちょっと早すぎる印象があるかもしれない。しかしNokiaがSymbianで世界のスマートフォンのシェアをほぼ握っていたころは、数カ月おきにフラッグシップと呼べる製品が登場していた。Nokiaの製品サイクルが早まっているのはLumiaシリーズが着々と販売量を増やしており、市場を攻めていくというNokiaの姿勢の表れかもしれない。ちなみに2012年第4四半期のLumiaシリーズの販売量は440万台。これに対して2013年第1四半期はクリスマスシーズン明けにも関わらず560万台と伸びている。今年第2四半期はLumia 720、520も販売がはじまったことで引き続きLumiaシリーズの売り上げは増加すると期待したいところ。

ポップな色のカバーも似合うLumia 920

 筆者のLumia 920も最近は使い方がほぼ定まってきており、毎日常用する端末として通話からウェブまで様々に利用している。だが使い慣れてくると大きな不満は185gもある重量だ。Tシャツに短パンというラフな格好で出かけるときなど、短パンのポケットにLumia 920をいれると結構な重さを感じてしまう。ということで軽量化されスタイリッシュになり、またカメラ機能もブラッシュアップされたというLumia 925が発売になったらなるべく早い時期に買い換えようと考えている。だが、Lumia 920のカラフルなボディも捨てがたいので非常に悩ましいところ。まぁ、そのあたりは実際に製品が発売されてからNokiaのお店で悩むことにしよう。