IS12Tで有料動画をダウンロード購入

2011年12月7日 06:00
(甲斐祐樹)

 iTunes Storeほどのラインアップはありませんが、Windows Phoneも実はコンテンツ配信の仕組みがきちんと用意されています。今回はWindows Phoneで配信されている有料動画を購入して楽しんでみました。

 日本国内で現状Windows Phoneの有料コンテンツを利用するにはIS12T本体だけではなく専用のソフトウェア「Zune Software」とWindows搭載PCが必要。Zune Softwareは無料で利用できますが、残念ながら現在のところMac OSには非対応。Windows Phoneだけに仕方ないといえば仕方ないのですが、対するアップルのiTunes StoreがWindowsにも対応していることを考えるとZone SoftwareのMac OS対応も今後は期待したいところ。

 コンテンツは動画のみで音楽配信は今のところ提供されていませんが、有名な映画作品なども取りそろえられています。作品は海外中心ですが、「アニメ」カテゴリーにはバンダイチャンネルの作品も一部配信されています。ちなみにカテゴリーは「アニメ」と「アニメーション」の2種類がありますが、「アニメ」が国内アニメ、「アニメ―ション」がCGを多用した海外アニメ、という区分けのようです。

 コンテンツは視聴可能期間が2週間、一度再生すると48時間までに限定されるレンタルと、期間制限なく視聴できる「購入」の2種類で、コンテンツによってはレンタルのみのものも存在します。また、レンタル期間内であればコンテンツの再ダウンロードも可能。ただし期間を過ぎてしまったものは再ダウンロードも視聴もすることはできません。

 PCで好きな動画を選び、マイクロソフトポイントを使って購入すると、USBで接続したIS12T本体に自動で動画が転送される仕組み。購入した動画は通常動画と同様の操作が可能で、一度再生を止めて他のアプリを利用しても再度続きから見られるのは地味に便利。ただし他の動画を再生してしまうとその前の動画の視聴状態はリセットされるので、基本的に1つの動画を見るときは集中したほうがよさそうです。

動画の購入はマイクロソフトポイントで購入はWindows PhoneだけでなくPCでも可能
マイクロソフトポイントの購入もZuneで可能購入した動画はIS12Tへ自動転送

 配信ラインアップはお世辞にも多いとは言いがたく、購入もWindows PCに限られるものの、こうした有料配信の仕組みがきちんと整えられているのはAndroidよりも便利。端末普及はもちろん、Windows Phoneのコンテンツ配信も充実することを期待しております。