ソフトバンクWi-Fiスポットはどうすれば使える?

2010年3月3日 11:00
(法林岳之)

 ケータイを長く使うための第一歩として、ボクがよくオススメするのが卓上ホルダー。最近は一部のモデルを除き、卓上ホルダーが同梱されないけど、ソフトバンクの場合、ソフトバンクショップの店頭在庫が極めて少なく、発売日から少し日が経つと、家電量販店でもお取り寄せになってしまう。だから、940SHに限らず、新端末を買った人は早めに卓上ホルダーを確保しておいた方が賢明。

 今回の940SHも卓上ホルダーに載せて充電してるけど、他機種と比べて、卓上ホルダーの形がちょっと変わっていることに気づいた。940SHの卓上ホルダーはいわゆるスタンド型というか、端末を横向きにして、立てて置くスタイル。端末を置くところには中央より少し右側に充電用接点があるんだけど、それよりも左側の部分は少し下向きに(底面側へ向かって)凹んでいる。当初、この凹みは端末に付けられたストラップなどの干渉を避けるためか、金型を作る関係上、こういう形状になっているんだと勝手に解釈してたんだけど、実は全然、違いました。これって、端末の左側面に装備された外部接続端子に、統合タイプのイヤホンマイクを接続した状態でも卓上ホルダにセットできる、つまり、充電できるようにしているからなんだそうだ。

 充電しながら、イヤホンマイクを使うのかって声が聞こえてきそうだけど、ソフトバンクユーザーは「ただとも」と長電話するかもしれないし、統合端子から3.5mm丸型ステレオ端子への変換コネクタを使って、ケータイに保存された音楽やムービーをスピーカーやミニコンポにつなぐ人もいるようなので、そういう用途の人には必須なのかも。ちなみに、この卓上ホルダーの凹んだ形状は、従来の933SHでも採用されていました。もっとも長電話するんなら、安価になってきたBluetoothヘッドセットの方がオススメだけど。

 話は変わって、940SH発売時から提供されているソフトバンクの「ケータイWi-Fi」。940SHの初回エントリー本誌記事でも触れたけど、ケータイWi-Fiに加入すると、ソフトバンクの公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」でWi-Fiが使える。このソフトバンクWi-Fiスポットは、ソフトバンクテレコムのBBモバイルポイントと同じエリアで使えるんだけど、ケータイWi-FiのWebページや取扱説明書には、何をどのように設定すれば、利用できるのかという解説がまったく掲載されていない。なかには設定内容がわからず、別途、申し込みをしなきゃいけないと思ってた人もいるとか。

 答えは940SHのメニュー画面から[設定]-[ネットワーク]-[Wi-Fi]-[接続先登録]-[BBモバイルポイント設定]を表示するか、ソフトバンクのFAQに掲載されている。IDに端末の電話番号、パスワードに交換機用暗証番号を設定するだけだ。利用できるエリアについては、BBモバイルポイントのWebページにエリア情報が公開されているけど、こういう情報こそ、対応端末でいつでも参照できるように、出荷時にブックマークを登録しておいたり、専用ページを用意しておいて欲しいなぁ。せっかくのWi-Fiサービスなんだから、もっとユーザーが使いやすい環境を作っていただかないと。